第3期ネルコラボ参加者成果報告〜山崎 虎太郎〜

ネルコラボに参加した経緯

ネルコラボの存在を知るきっかけとなったのは、同大学で学部が異なる友人からの
紹介でした。
私自身、ネルコラボ参加前から公務員を志望しており、企業が開催するインターンに参加する意思は、あまり持ち得ていませんでした。ただ。その友人から、

〇ネルコラボはある企業に赴くインターンではなく、一度に多様な企業の方々と接することができるインターンであること
〇チーム活動を行い、その活動をもとに、個々の主体性や長所を伸ばしていくインターンであること

ということを教えてもらいました。
これを受け、「どのような方々が地元である広島を盛り上げているのかを知りたい!チーム活動を半年間行うということから、自身が人としての成長できる場として非常に良い場になるはず!」という思いから、ネルコラボへの参加を決意しました。

ネルコラボに参加してみて

参加当時は初対面の方、年上の方、社会的立場が上の方に対し、少し怖いと感じる
気持ちがありましたが、この10か月間を「学ぶ」「協力する」「楽しむ」の三点から素晴らしい時間を過ごすことができました!
私のような学生に対しても、大人の方々はやさしく接してくださり、時に間違ったことをしてしまったときは叱っていただいたりと、非常に手のかかる私に多大な時間を使っていただき感謝しかありませんでした。

ネルコラボの醍醐味

「バイトをし、友達と遊び、流されるまま企業のインターンに行く。」このような一般的な大学生活では体験できない活動内容のネルコラボですが、なんといっても学生と企業の交差点であるコワーキングスペースAxEL,という場を用いることによって、熱意を持った大人の方々と話す機会を得られ、その熱量を肌で感じられることが一番の醍醐味です!

「もっと広島を・北広島町を面白くしてやる!」というものが初対面の時にでも、すぐに伝わりましたし、本気度というものが私でも会話からひしひしと感じとることができるほどでした。これほどまでに近い距離間で接することができる機会はそうそうないと思います。

さらに上記に加え、チーム活動を半年間行えるというのが非常に重要なところであると私は思います。チームは様々な価値観を持つやる気に満ちた学生たち、さらに学生たちが活動しやすいように補助やアドバイスを行ってくださる学生サポーターさん・メンターさんで構成され、学生たちの主体性を軸に活動していくため、学生次第で非常に濃度が濃く自由度の高いチーム活動を行うことができる点もネルコラボの醍醐味として欠かせない点だといえます!

ネルコラボで私自身が成長したこと

私自身の成長できたものとして、実際の自分と自己評価した自分との乖離が小さくなったことを挙げます。
参加前の自分は、今自分が振り返っても非常に自信に満ち溢れ、非常に自己評価が高かったように感じました。そのため、他者からみた評価と自分からみた評価が大きく離れてしまっていました。ただ、この自分の自信はチーム活動を通して、だんだんと崩れていきました。自信過剰であった私を正しい自己評価を行えるように正してくれた要因としては、広島の様々なところから参加している学生の長所や能力を目の当たりにしたことが大きかったと感じます。実際、私が所属していたチームには視覚的に情報共有を行う能力を持つ人や、ファシリテーター非常に上手な合理的な人など、私自身が持ちえない能力を持つ学生がおり、彼らの凄さ、特異さを見つければ見つけるほど、自分が何もできないことを自覚させられていき、さらに彼らは私と異なり、いろいろな大人の方々からどんどん褒められていき、私の持っていた自信はどんどん崩れていきましたし、その出来事は私自身かなり精神的にも来るものもありました。

ただ、この過剰な自信の喪失があったおかげで、自分を見つめ直すことで、本当の自分の強みやポジション、できることなどを自己理解することが、今の私にとっての正しい自信に繋がっているのだと感じています。

ネルコラボで得たもの

二つ目に、得たものとして、小中高大と学生をしてきた中で、今まででは得られなかった「仲間のような友達」を得ることができたことを挙げます。
私の言う「仲間のような友達」とは、真面目な将来の話・自分の強み・お互いの踏み込みにくい話などを相互的に話し合える友達を指しますが、私には今まででこのような友達を作ることはできませんでした。言い方を選ばなければ、面白おかしく楽しいことができる友達しか作ったことがなかったのです。

ですが、ネルコラボのゴールとなる最終報告会に向けて、チームで半年間活動していく中で、同じ目標を掲げ、協力するという過程をともに歩んだことにより、今までの友達とは一線を画す友人関係になれたと私は思っています。その過程の中には週七オンライン会議や、徹夜会議など今考えても過酷だと感じるようなものもありました。当時は非常につらく、体力的にも負担が大きいものでしたが、今思うとこのような学生時代にしかできない無茶な経験が、より親密な友人関係を築く要因になったと感じます!

自身の成長⇨今後の目標

私は第3期の際、最終報告前の直前期、自己の諸事情でチームに顔を出さず、多大な迷惑をかけてしまい、それを今も後悔している節があります。なので、参加を予定している4期では、「絶対に何があってもやり抜く」を前提に行動していきます。上記に加え、4期では元三3期生という立ち位置から、4期生にも自分たちが感じた楽しさや苦しさ、わくわくする感触を味わってほしいですし、自分も新しいメンバーで味わいたいので、チーム活動では全力で知識をフル活用し、3期の反省点やしてよかった点などを共有し、4期ではリベンジ精神を掲げ、3期よりもクオリティの高いチームを作り上げたいと思います。

最後に

ネルコラボに関係する方々、ダメな自分をご指導していただき、それに加え、支えていただき本当にありがとうございました。4期では、自分の行動に責任を持ち活動していきますので、またご指導のほどよろしくお願いします。