第10回 プレゼンテーションを学ぶ

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。

必要な知識・スキルは社会の第一線で活躍する専門家・経営者から学び、学んだことをもとに学生が主体となって地域課題を解決するプランを作成します。プランは作成して終わりではなく、先輩社会人からアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直していきます。

普通の学生生活では絶対に経験できないことができる場所、それがネルコラボです。

第10回のテーマ

第10回のテーマは「プレゼンテーション」です。
相手に「伝える」のではなく「伝わる」プレゼンテーション
相手に「見せる」資料ではなく「魅せる」資料
を作るために、午前午後と話し方や企画書の作り方を学んでいきました。

伝わるための「魅せ方」「伝え方」

今回、魅せ方と伝え方のご指導をいただいたのは
フリーアナウンサー・イメージコンサルタント 徳永真紀さんです。

徳永さんは、現在はフリーアナウンサーとして、様々なイベントの司会業を行いながら
似合う服装や色、仕草など印象を良くするためのイメージコンサルタントとしても活躍をされています。

そんな徳永さんが今回はネルコラボ学生のために、中間報告の時の発表をもとにどうしたら相手にもっと伝わるようになるのかテクニックや考え方をご指導いただきました。

一見、話し方のうまさや魅せ方のうまさはテクニックで何とかなりそうなものですが
徳永さんが何度も言葉にしていたのは「相手がどう思うか」でした。

相手に引っ掛かりを残さずに進むため、相手がどこの説明をしているのかをすんなり理解してもらうため、相手がどういう感情になりながらプレゼンを聞くことができるのか?

今回教わったテクニックは全て「相手のため」に学ぶべきテクニック
プレゼンテーションはプレゼントなのだと教えていただきました。

見やすい企画書は図解で書く

企画書もプレゼンテーションと一緒です。
相手の理解をより深いものにするために存在します。

それなのに、長い文章が書いてあるだけでは、何が言いたいのかわからないし、読んでいる時間で説明がどんどん進んでいってします…

そんなことを避けるために図解が存在します。
図を使うことで難しく複雑なことも視覚的に理解することができます。

そんな図解の方法や考え方を午後に学んでいきました

最後に

今回の10回目をもってネルコラボの研修は全部終了。
あとは自分たちが考えたビジネスプランの実証実験を各チームが行い、6月に成果報告を行います。

ここからは、「考える」→「動く」に変わっていきます。

ネルコラボの学生たちが実証実験をしてお邪魔させていただくのは
4月29日 わさまち
5月12日 ネスト祭り
に出店のお手伝いをさせていただいたり、自分たちのブースを設けて販売を通じて実験を行っていきます。

6月まで走り抜けろ4期生たち!!

 

スマイルフォト

山酒の彩宴のお手伝いに行ってきました

ネルコラボの協賛企業の有限会社ハナキ保険企画の代表 花木勝徳さんが代表を務める
NPO法人Landschaft主催のお祭りにネルコラボの学生と参加をしてきました。

実は北広島町には蔵元もあり、またどぶろく作りも昔から盛んな地域。けれども、このような特性を地元の人は当たり前と思ってるから外部に発信しようとしない。そこで、中国地方の11の蔵が集まり、北広島町に東広島の酒まつりのようなお酒をテーマにしたイベントが開けないかと企画した今年が初めてのイベントになります!

そんな、お祭りに学生も一緒に参加させていただき運営のお手伝いをしてきました。

会場には普段からお世話になっている福光酒造の福光さんのどぶろく「朝光」をはじめ
メイト有限会社の細山さん「呑む力」
TURUYAのキッチンカーの「どぶろくバーガー」
など、多くの方が出店していました。

今回、お手伝いさせていただいたのはお酒の販売とチケット販売
今回のお手伝いを通じてたくさんの酒造の皆様やお客様と交流を持つことができました。

お酒の販売が初めてだった学生は
かけや酒店の店主加計さんにお酒の説明を聞きながらお酒の特徴を覚え、自分たちなりの接客を心がけていました。

加計さんはさすがプロ。お客様に合わせたお酒の提案や、お酒の情報をお客様に提供する姿を目の当たりにして、自分の得意分野で働く大人のかっこよさも見せていただきました。

働くことのかっこよさをまじかで見れる貴重な体験になりました。

第9回 中間報告会【広島発インターンシップ】

2024年3月9日、第4期ネルコラボの第9回が開催されました。その模様をお届けします!

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。

必要な知識・スキルは社会の第一線で活躍する専門家・経営者から学び、学んだことをもとに学生が主体となって地域課題を解決するプランを作成します。プランは作成して終わりではなく、先輩社会人からアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直していきます。

普通の学生生活では絶対に経験できないことができる場所、それがネルコラボです。

第9回のテーマ

第9回のテーマは「中間報告」です。2月に発表したプランの草案と改善点をもとに、改良したプランと、プランを具体化するための実施計画を発表しました。

らぼえん(株式会社LbE Japan所属)

チーム「らぼえん」は、日本の小学生と海外の小学生が日本語のみを使って互いの文化を知る「CAN:TRA(カントリー)」を企画。北広島町を舞台に、食や遊びを通じてお互いの国の文化を知ることを目的としています。

第3期からのチームのため、プランの流れや目的、スライドの完成度はどのチームよりも高度なものでした。

ただ「CAN:TRA(カントリー)」の最終的なゴールが伝わらなかったため、残りの3か月で最終的なゴールを明確にします。

 

Bianero(株式会社マルブン所属)

チーム「Bianero」は、愛媛県で大人気の洋食レストランであるマルブンを、北広島町にそのまま持ち込む「ALBUONO(アルボーノ)」を企画。マルブンの料理・店内の雰囲気を北広島町の屋外で再現し、新しい食の形を提案することを目的としています。

2月の発表が「ダメダメだった」と評価するBianeroのメンバー。前回の修正点を修正しながらも、まだ課題は残ったままです。残りの3か月で課題を修正し、実現可能なプランにしていきます。

チーム「Bianero」を支援していただいている企業は株式会社マルブン。愛媛県で100年続く企業であり、県内5店舗で洋食を展開しています。また、マルブンの味がおうちでも楽しめる通販「ウチマルキッチン」も展開する、進化を続ける企業です。

株式会社マルブンのHPはこちら→https://marubun8.com/

 

NESTA(株式会社ネストロジスティクス所属)

チーム「NESTA」は、北広島町の空き家をバイク・自転車で旅行する人が泊まる施設である、ライダーハウスにする「キタヒロライダーハウス計画」を企画。空き家を古民家風に改装することで、快適なライダーハウスをつくり北広島町にライダーを集めることを目的としています。

 

ライダーハウスにする発想は面白いものの、収益化の構造が見えないところが課題となりました。残りの3か月で収益化までの構造を作り上げ、ビジネスプランを完成させていきます。

 

チーム「NESTA」を支援していただいている企業は株式会社ネストロジスティクス。広島を中心に全国20拠点を構える物流企業です。配送だけでなく、リサイクル・レンタカー・フード事業など、物流の枠にとらわれない事業を展開しています。

 

株式会社ネストロジスティクスのHPはこちら→https://nest-logi.co.jp/

 

アイアルミート(株式会社フーズアイ所属)

チーム「アイアルミート」は、謎解き・クイズなどの体験型レクリエーションを通して、新入社員と既存社員の仲を深める「DAI-JOB(ダイジョーブ)」を企画。レクリエーションとフーズアイのお肉を使い、新入社員と既存社員の良好な関係を築くことを目的としています。

企業の社員を対象としているため、一般顧客を対象とした他のチームとは異なる課題が浮き彫りとなりました。残りの3か月で課題を払拭し、企業・社員が積極的に参加するプランに仕上げます。

チーム「アイアルミート」を支援していただいている企業は株式会社フーズアイ。食肉卸を専門とする広島の企業です。運営する「カナダビーフ館」は楽天市場牛肉部門のグルメ大賞を受賞するなど、多くの顧客から愛されています。

株式会社フーズアイのHPはこちら→https://foods-i.jp/

最後に

今回も前回と同様、多くの厳しい意見を受けた学生たち。しかし、ビジネスプランを改善していくためには、立ち止まっている暇はありません。

 

最終発表会の6月まで、ネルコラボ期間中で一番忙しい時期となるでしょう。それでも前進する学生たちに期待です。

第8回ネルコラボ 草案発表会 【広島発インターンシップ】

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。

必要な知識・スキルは社会の第一線で活躍する専門家・経営者から学び、学んだことをもとに学生が主体となって地域課題を解決するプランを作成します。プランは作成して終わりではなく、先輩社会人からアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直していきます。

普通の学生生活では絶対に経験できないことができる場所、それがネルコラボです。

 

第8回のテーマ

第8回のテーマは「初めてのプレゼン発表」です。大人の前で学生が考えたビジネスプランを発表し、ブラッシュアップします。

発表前最後のミーティング

発表前に各チームの学生はメンター(2~3名の大人)と共にビジネスプラン・発表スライドの最終確認をしました。

プレゼンテーションの制限時間はわずか10分。
その中でチームのプランをいかにわかりやすく、魅力的に伝えられるか考えました。

いざ、発表!

今期のネルコラボは
「北広島町」×「参画企業が持っている資源」
を使って、ビジネスプランを作成しました。

今期は4つのチームが面白いビジネスプランを作成しました。

  • アイアルミート(フーズアイ):謎解きを行い、先輩社員と後輩社員の中を深めるプラン
  • Bianero(MARUBUN):新しいデートスポットをつくるプラン
  • NESTA(NEST):北広島町をライダーの聖地にするプラン
  • らぼえん(LbE Japan):日本語のみで国際交流するプラン

また、ビジネスプランを発表するだけでなく、大人たちからフィードバックをもらいます。今回、フィードバックをいただいたのは、各チームのメンターと株式会社カンドウコーポレーション エグゼクティブビジネスデザイナー兼CEOの福原勘二氏です。

言葉に詰まりながらも、学生たちは最後まで発表しました。

発表後はメンターや福原さんから手厳しい質問が飛び交いました。ビジネスプランを作成したといっても、問題はまだまだ山積みです。

 

即、ブラッシュアップ

フィードバックを受けたあとは、メンターと共にプランの再構築を行いました。

課題は山積みですが、3〜5月にはビジネスプランに説得力を持たせるための検証活動、6月には最終報告会と、時間は多く残されていません。

フィードバックをどこまで改善できるのか。最終発表会に参加する社長たちを納得させられるビジネスプランを作成できるのか。6月が楽しみです。

 

最後に

2023年7月から始まった第4期ネルコラボも残すところあと約3か月となりました。ビジネスプランを作成するための基本を身に着けた学生たちは、これから仮説と検証を繰り返すフェーズに入ります。

仮説と検証を繰り返し、実践感覚を身に着けた学生は最終的にどのようなビジネスプランを作成するのか。1年間でどれだけ成長したのか。最後まで学生たちから目が離せません。

第6回ネルコラボ チームビルディング

第6回のハイライトは、ファシリテーションとチームビルディング。

チームの共通点を探せ!オンリーワンゲーム!

アイスブレイクとして、まずはオンリーワンゲームを行いました。

オンリーワンゲームとは他のチームにはない、自分たちのチームにしかない共通点を探し出していくゲームです。「私たちのチームはお茶より水派!」「僕たちのチームは給食のくわいが苦手だ!」といったユニークな共通点が沢山出てきました。

 

新しい発見が生まれる”場”をつくるのがファシリテーター

チーム活動が始まり、早1ヶ月。楽しく活動していこう!と意気込みますが、必ずといっていいほど、今ぶつかってしまう壁が「会議」の時間です。「どんどん時間が長くなって寝る時間が削られる…」「進め方が分からない…」といった悩みを講義で解決していきます。

 

ファシリテーターをするときに頭に入れておくべき言葉は、「平等な場をつくる」ということ。人は、ポンポンとすぐに意見が出る「クリエイティブ型」と、じっくり考えて意見を出す「ロジカル型」に分けられます。平等に意見を出せる場にするためにも、

「考える」→「書く」→「発表」→「議論」を徹底していくことが大事だと学びます。

 

他にも、会議当日までに、議題や議論の方法を決めておく、次の議題を決めて終えるなどの準備や、会議中に困った言動や行動の対処の仕方を知りました。

 

ファシリテーターの仕方を習った後は、実践編!といきたい所ですが、良いファシリテーションを見てみたい!見本を知りたい!ということで、各チームの社会人メンターがお手本を見せていきます。学生たちは、メンターの手本をものにして、これからの会議で活かしていきます。

 

【特別講義】チームビルディングとメンバーシップ

第1回目ネルコラボで目的の持ち方について取り上げていただいた

株式会社CUA代表取締役 生き方ソムリエ 盛矢澄香氏にご登壇いただきました。

 

第1回では、ネルコラボを通じてどうなりたいのかを定めました。

今日は、現状をふりかえり自己評価していきます。学生もメンターも、定めた目標に対し、何点か判断します。その後、あと20点上げるにはどうしたらよいかまでを考え、次に活かしていきます。

 

他にも、チームワークや、コミュニケーションの活性化をはかるゲームをして、強い”チーム”になるための極意を学びます。

順風満帆とは行かないのがチーム活動。これから数か月に渡り、一緒にプランを練っていきます。何かに立ち止まったり、衝突したりしたときは、今日の講義を思い出して、前に進んでいくことでしょう!

 

最後に

最後に、盛矢先生から学生たちに向けてこのような言葉が送られました。

「私がいつも思えるようになったことは、みんなは良くなる力を持っているということです。これから、いっぱいぶつかりながら話し合いながら真剣にがんばって!最後の発表も楽しみにしています!いっぱいいろいろあるから。それを乗り越えていく!脱落することなく最後までみんなで走れたらよいなと思います!!!」

学生、社会人メンター、講師陣一丸となって熱くなることができる場がネルコラボです。

第5回ネルコラボ チーム結成活動スタート

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。

必要な知識・スキルは社会の第一線で活躍する専門家・経営者から学び、学んだことをもとに学生が主体となって地域課題を解決するプランを作成します。プランは作成して終わりではなく、先輩社会人からアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直していきます。

普通の学生生活では絶対に経験できないことができる場所、それがネルコラボです。

第5回のハイライトは、初めてのチーム活動とマーケティングを学ぶこと。

ドキドキのチーム発表

前回までの講義では、全員で色んなものを見たり、学んだりしてきましたが、この第5回目チーム発表の直前は、まるでクラス替えかのような空気感。発表されたあとの学生たちは、「一緒にがんばろ~」「よろしくね!」と、前向きな言葉が飛び交っており、輝きに満ちた表情でした。

その後は、学生と共に、プランを練っていく「社会人メンター」の紹介、これからチーム活動を行う上で、守らなければいけないルール等の共有も行い、チーム活動の基盤は、整いました。

プラン作成に必要な知識を学ぶ

チーム発表の後は、プラン作成における知識を学んでいきます。

まず、始めに学んだ事は、「アイデア発想」。

そのなかでも、SWOT分析(自社の外部環境と内部環境をStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの要素で要因分析していくフレームワーク)を学びながら、「学生が所属したチームをSWOT分析で細分化」していきます。

これは、ネルコラボの活動においての強みや弱みをチームで認識していくためです。

初めてのチーム活動は、ぎこちない雰囲気が出ていましたが、徐々に、「大学で会計学学んでいるので、お金関係は得意です」「朝は弱いので、夜の会議が助かります」「仲良くなるためにホルモン食べに行きましょう!」と、分析していた学生たちでした。

マーケティングの極意とは

午後も、引き続きマーケティングについて学んでいきます。

講義は、

株式会社カンドウコーポレーション
エグゼクティブビジネスデザイナー兼CEO
福原 勘二 氏

にご担当していただきました。

始めに知ったことは、発想力の高い人、企画力の高い人は面白いことばかりやっているというイメージがあるけれど、実は何でも「面白がっている人」ということです。

この時点で、マーケティングに苦手意識を持っている学生も「面白そう!」という気持ちで講義を受ける準備が整いました。

講義の中で、一番大切にしていくことが、「嬉しい?」という言葉です。マーケティングにおいて「それって嬉しい?・誰が嬉しい?・どう嬉しい?」を考えることが重要と知り、学生たちは必死にメモをとっていました。

最後に、福原氏は「ん?と何かを疑問に思う考え方、面白がるという考え方を教えることが出来て良かった。面白がるということが出来たら人生楽しいですよ。無茶苦茶楽しいです。」という言葉を受け、また一つ新しい考え方を身につけた学生たちでした。

 

最後に

これから本格的にチーム活動が始まっていきます。
プラン作成で学んだことを活かしていき、成長していく学生たちに期待です。

第4期ネルコラボ第4回はアイデア発想

 

10月7日、第4期ネルコラボの第4回が開催されました。その模様をお届けします!

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。

必要な知識・スキルは社会の第一線で活躍する専門家・経営者から学び、学んだことをもとに学生が主体となって地域課題を解決するプランを作成します。プランは作成して終わりではなく、先輩社会人からアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直していきます。

普通の学生生活では絶対に経験できないことができる場所、それがネルコラボです。

第4回のテーマ

第4回のテーマは参画企業紹介とアイデア発想です。ビジネスプランを作成するための発想方法を学びました。

企業紹介

第4期では3つの企業に参画いただきました。
学生たちはこれから、この3つの企業のリソースを使いながら北広島町の地域課題の解決に取り組んでいきます。

本日は、こちらの3企業の代表にお越しいただき、学生に企業説明をしていただきました。

企業1「株式会社フーズアイ」

1社目は株式会社フーズアイです。フーズアイさんのコンセプトは「お肉で世の中を面白く!」
本日は、青山雅則社長にご登壇いただきました。青山社長は、広島・全国のテレビに出演した経験もあり、まさに企業のコンセプトを実施されている社長さんでした。

株式会社フーズアイは、食肉卸企業にもかかわらず、工場・トラックを持たない「ファブレス企業」という企業形態を持っています。似たビジネスモデルを展開している企業として上がったのがApple。そんな話の導入から学生たちは興味津々です。

企業紹介以外にも、青山社長の新入社員時代から独立までお話いただきました。主力サイトの1つである「カナダビーフ館」の変遷、青山社長がアメリカでBBQの修行をした話では、その過酷さから学生は驚きの声をあげていました。

そんな株式会社フーズアイからのミッションは「お肉×キャンプ場で食を通じた新しいアクティビティを提案せよ!」です。訪れた人が大満足するようなアクティビティのプランを期待しています!

株式会社フーズアイのHPはこちら
https://foods-i.jp/

企業2「株式会社マルブン」

2社目は株式会社マルブンです。マルブンは愛媛県で洋食レストランを経営する100年続く会社です。愛媛県に全部で5店舗、ピザを中心とした店舗を3店舗、海鮮丼を主力とした店舗を1店舗、そのほか通販サイトを経営している企業です。

2016年には、外食企業で初めて「日本でいちばん大切にしたい会社」の大賞を受賞したり、内閣府主催のクラウド実践 中四国大会にて最優秀賞を受賞したりと、一般的にイメージする飲食店とは少し違い、最先端なものを導入しながら食べることに対して価値を生み出す飲食店ということで、学生のイメージを超えるお話の数々に学生は驚きが隠せません。

株式会社マルブンからは、眞鍋一成社長にご登壇いただきました。眞鍋社長はマルブンの5代目経営者です。

株式会社マルブンの経営理念から取り組みまでお話しいただきました。地元の大学とのコラボ商品開発や、ご当地グルメの総選挙に出店など、精力的に活動しています。

そんなマルブンからのミッションは「マルブン×体験で新しいキタヒロの味わいを提案せよ!」です。北広島町でマルブンの商品が愛されるような売り方のプランを期待しています!

株式会社マルブンのHPはこちら
https://marubun8.com/

企業3「株式会社ネストロジスティクス」

3社目は株式会社ネストロジスティクスです。ネストロジスティクスは広島を中心に、全国21の営業所・出張所を展開している物流企業です。

家具の配送に関しては、50年以上の実績と経験のある老舗の物流企業。
ただ、最近では、ものを運ぶだけではなく、核家族化が進む中で、「ちょっときて」と言いづらくなった現代において、生活の身の回りのことを手助けするライフサポート事業をこれから精力的に取り組んでいくということでした。

株式会社ネストロジスティクスからは松岡賢一郎社長と堀松雅博様にご登壇いただきました。お二方からは企業理念や取り組みなどお話いただきました。ロジスティクス事業はもちろん、交通安全教室や花火大会も企画するなど、幅広く活躍されています。

そんなネストロジスティクスからのミッションは「ライフサポート×若者暮らしで若者に寄り添う新しい生活を提案せよ!」です。北広島町の古民家を使った新しい生活を支えるプランを期待しています!

株式会社ネストロジスティクスのHPはこちら
https://nest-logi.co.jp/

【特別講義】アイデア発想~アイデアはセンス~

午後からは、ネルコラボの研修恒例の特別講義です。第4回の講師は有限会社S-produceの下宮勇生氏です。下宮氏は学生時代からさまざまなモノ・コトのプロデュースに携わり、「楽しい」を作り出すために色々なアイデアを生み出し続けています。

そんな下宮氏に教わる今回のテーマは、「アイデアを考える方法」です。

アイデアは細分化→構成で考える

下宮氏からいきなり問われた言葉
「アイデアはセンスではなく、努力です。」

これまで、アイデアマンは才能がある人だと思っていた学生たちにとって、この発言は驚き。

下宮氏曰く、アイデアを生み出すためには、方法と枠組みを覚えないといけないということでした。

アイデアの元を見つける方法は「自分の周辺で起きていること」「好きなこと」「マンガ的発想をすること」の3つだと学びました。特に、デジタルだったものをアナログにしたり、難しいことを簡単にするなど、オズボーンのチェックリストを使い、逆転の発想で考えると、面白いアイデアが浮かびます。

その3つで思い浮かんだアイデアを今度は、単語レベルに細分化し、単語ごとに連想される言葉を思いつくままに書き出します。

例えば、「子供が楽しいおもちゃを考える。」だと
まず、単語レベル「子供」「楽しい」「おもちゃ」に分解します。
そのあとはそれぞれの単語から連想する言葉を書き出します。「子供」から連想する言葉だと「小学生」「純粋」「ヒーロー大好き」などなど。
最後に、これらの連想ワードを他の言葉から生まれた連想ワードと組み合わせて、新しいアイデアにならないかを探っていきます。

実際に学生はワークショップとして、「シルバー」という単語から連想される言葉を1分間で書き出すワークをしました。やってみると意外と連想する単語って見つからないものですね。

この時にも、「水平思考」と「垂直思考」の考え方を学び、関連ワードを増やすための知識も学んでいきました。

※水平思考:たくさんのカテゴリーから浅く広く考えること
 垂直思考:1つのカテゴリーを深堀りすること

 

後半のワークも白熱

後半に実施されたワークでは「北広島町」という単語を細分化・構成しました。途中グループを変えながら、学生と大人の混合グループは以下の手順に沿ってワークしました。

  1. 「北広島町」について知っていること・合宿(第3回)で発見したことを付箋に書き出す
  2. エピソードを交えながら付箋を模造紙に貼る
  3. 付箋を種類・カテゴリーごとに整理する
  4. グループを変えて、模造紙の内容を共有する
  5. 出したアイデアを共有し、メモする(否定はしない!)

各手順20分という制限があったのですが、各グループの模造紙には収まりきらないほどのメモが。グループで話し合う機会でも学生が率先して話を回していました。第1回から比較するとかなり成長しています。

最終的には、美容と自然を活用したアイデアや古民家を再生するアイデア、子供向けのアイデアなど、さまざまなアイデアが誕生しました。

学生の感想「アイデア発想は細分化が大切だと学んだ。最初に細分化をしたとき数個しか思いつかなかったが、考えに詰まったときは水平思考と垂直思考を変えて考えると細分化が進むと知ったので、今後は意識して考えたい。」

 

最後に

北広島町の情報をもとに、アイデア発想術を学んだ学生たち。社会で使う力は確実についています。

回の最後には、配属チームの希望アンケートが配られました。来月はどのチームに所属するか発表されます。今まで学んだこと、これから学ぶことを生かして、チームでも大活躍することを期待しています!

第4期ネルコラボ第3回は合宿!

9月18日と19日、第4期ネルコラボの第3回が開催されました。その模様をお届けします!

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。

必要な知識・スキルは社会の第一線で活躍する専門家・経営者から学び、学んだことをもとに学生が主体となって地域課題を解決するプランを作成します。プランは作成して終わりではなく、先輩社会人からアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直していきます。

普通の学生生活では絶対に経験できないことができる場所、それがネルコラボです。

第3回のテーマ

第3回は北広島町で1泊2日の合宿を敢行しました。
これから活動していくフィールドになる、北広島町の現状や取り組み、抱えている問題などを肌で感じ、北広島町に関する情報をたくさん集めていきます。

1日目

1日目は田原温泉跡地の紹介から始まり、大朝のテングシデを見学しました。その後、北広島町をよく知る方のお話を聞き、北広島町の概要を知ったところで4つのグループに別れ、フィールドワークをしました。それぞれ学生が訪れた場所や、体験したことを紹介します。

 

キタヒロみんなのキャンプ場(田原温泉跡地)

田原温泉とは、北広島町にある小学校の旧校舎を改装してつくった温泉です。現在は閉館していますが、建物は当時のまま保存されています。

田原温泉とネルコラボの関係は深く、第1期ネルコラボは「もし、田原温泉が復活したら?」というテーマで学生がビジネスプランを作成しました。

現在は、グループキャンプ専用のキャンプ場(キタヒロみんなのキャンプ場)になっており、毎週子供ずれのファミリーキャンパー達でにぎわっています。

 

大朝のテングシデ集落

大朝のテングシデ集落とは、もともとまっすぐに育つはずの木が、ぐねぐねに曲がった状態で保存されている木の集まりです。突然変異によって曲がったとされるテングシデ。普通、突然変異は、1代で終わるのが通例にも関わらず、大朝では何代も続き集落を作ったという世界でもこの場所にしか存在しない貴重な自然の資源。周りの木はまっすぐに育っているのに、テングシデ集落の木だけはこれでもかというほど、曲がっています。

大朝のテングシデ集落は、広島県の文化財にも指定され、2000年には国の天然記念物にも指定されています。

 

土居田屋(北広島町の現状を知る)

今回、学生が宿泊した土居田屋では、土居田屋の管理人であり地元の交通会社、大朝交通の社長でもある堀田高広様より、北広島町・大朝地域について説明していただきました。

菜の花を使った事業や自転車を使った街づくりなど、さまざまな取り組みをされており、学生も興味津々の様子。

後半には堀田様の取り組みに関することから、都会と田舎の違いまで、幅広く質問が学生から飛び交いました。北広島町をこれからもっと知るとともに、ビジネスプランの足がかりを真剣に探っていきます。

 

フィールドワーク

午後からは4つのグループに分かれ、北広島町をより深く知るために出かけます。

ただ、出発前に突然の豪雨…。
屋外でのフィールドワークもあるため、出発前はあわただしくなりました。
フィールドワーク後半には晴れましたが、移動が大変だった…。

 

サイクリング

サイクリングチームは、O.M.Sというレンタルサイクリングを行っている施設の説明を受けた後、雨のため当初のコースを短縮してサイクリングしました。

ガイドの方からは、広島の災害と鉱業の関係を織り交ぜながらお話いただきました。

【学生の感想】
「E-BIKE(自転車)で旧道や自然の中を走る楽しさ、爽快さ、気持ちよさ。どれも鮮明に思い出せるほど素晴らしかったです!もう一度、自然の中を走りたいと思えるサイクリングでした!」

 

林業体験

林業体験チームは、地元で林業を行う、大内林業の大内良三様からお話を伺いました。

林業は木を伐採する機会が多いのですが、自然や暮らしを守るために重要なことだとお話いただきました。

後半には、丸太をチェーンソーで切断する体験や斧を使った薪割り体験などをさせていただきました。映像などでみたことはあっても実際にチェンソーなどを初めて触る学生達は、体験中笑顔ながら「怖い!怖い!」と言っていました。

学生の感想】
「林業体験では、木を切ることは本当にいいこと?という問いかけから、林業が担う環境への役割を学ぶことができました。また、実際にチェーンソーで木を切る体験を通して、自然の力強さを感じることができました。」

 

養鶏所

養鶏所チームは、ふぁーむbuffoで岩崎奈穂様より、養鶏所で使われているエサを地域のもので作っていることや、鶏にもたくさんの種類があることをお話いただきました。

敷地内で運搬車の上に載せてもらったのですが、振動が直に伝わり、アトラクションに乗っているみたいでした。

【学生の感想】
「私は養鶏所に行くこと自体初めてだったので、とても良い経験になりました。地域循環型農業ならではの苦労や大変さ、やりがいなどさまざまなことを学ぶことができました!」

 

酒造

酒造チームは、平成31年に13年ぶりに復活した酒造、福光酒造に伺い、蔵元の福光寛泰様と、地元の酒屋、かけや酒店の加計智紹様に、昔から今に至るまでの話やどぶろくにかける思い、地元を盛り上げるために仕掛けているお祭りや地域の交流などのお話をしていただきました。

【学生の感想】
「普段かかわることのない酒造について学ぶことができた。酒造についてヒアリングする機会もこれまでなかったため、貴重な機会になった。」

 

懇親会

懇親会は土居田屋で盛大に行われました。

夜ごはんには、今年のネルコラボの参画企業(テーマ出し企業)でもある株式会社フーズアイが販売しているお肉と、株式会社マルブンが販売しているピザ・パスタをご提供いただきました。

普段は味わえない絶品料理の数々に、その場にいた全員が舌鼓を打っていました!

2日目

2日目は北広島町の現状・課題をより深く知るためのヒアリングから始まり、芸北地域のスキー場や、地域の森林を守る活動をしているNPO法人へ向かい、取り組みや課題を聞きました。

 

土居田屋(北広島町を深く知る)

北広島町の現状や課題を深く知るために、2グループに分かれヒアリングしました。1グループは1日目に大朝地区の現状を紹介いただいた堀田様、もう1グループはコンビニ・飲食店などを経営している細山力生様にヒアリングしました。

学生は第2回に講義で学んだヒアリング術を使い、北広島町の現状・課題をより深く知ろうと努力しました。お二方がお話しする内容がだんだんと濃いものになっていたため、成果が出たのではないでしょうか。

【学生の感想】
「お話を聞き、田舎でもできることがあることと、田舎だからできることの両方があると感じた。そして、自分(堀田様、細山様)の故郷を盛り上げたいという熱意が、さまざまな取り組みをする中での力となっていると感じました。私もお二方の熱意に応えられるように頑張っていきたいと決心しました!」

 

やわたハイランド191リゾート(スキー場)

やわたハイランド191リゾートは、北広島町にあるスキー場です。今回はスキーをするわけではなく、シーズンオフのスキー場の状況・運営について、田辺 俊則様よりお話いただきました。

シーズンオフは設備の管理業務がほとんどであることや、スキー場の経営は難しく顧客のニーズを考えて経営することが必要だと学びました。

オフシーズンのスキー場について普段は知れないため、学生はロビーに入ったときから周辺を見回していました。

 

薪活の取り組み

薪活とは、地域の里山の木を使った薪で豊かな暮らしを推進する活動です。薪活を含め、北広島町の自然について認定NPO法人西中国山地自然史研究会の八木洸也様よりお話いただきました。NPO法人では、里山の木を通貨で買い取る「せどやま再生事業」に力を入れているとのことです。

食物連鎖の話の際にフクロウ・鷹の模型が登場したときには、あまりの大きさとリアルさに学生は驚いていました。

後半は場所を移動して、実際に薪を作っている工場を見学しました。薪を作る作業の一部を体験したり、薪に直接触れることで、里山との付き合い方を学びました。

【学生の感想】
「薪を作る機械は簡単に操作できるけど、薪の形にしようと思ったら難しかった。」

 

最後に

1泊2日とかなり長い時間をかけて、北広島町の現状や取り組み、抱えている課題を肌で感じた学生たち。もしかすると、すでにアイデアが浮かんでいる学生もいるかもしれません。

これからどのようなアイデアが出てくるのか、最終的なビジネスプランはどんな内容になるかとても楽しみです!

第4期ネルコラボ第2回はヒアリング術

8月19日、第4期ネルコラボの第2回が開催されました。その模様をお届けします!

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。

必要な知識・スキルは社会の第一線で活躍する専門家・経営者から学び、学んだことをもとに学生が主体となって地域課題を解決するプランを作成します。プランは作成して終わりではなく、先輩社会人からアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直していきます。

普通の学生生活では絶対に経験できないことができる場所、それがネルコラボです。

 

第2回のテーマ

第2回のテーマは「本音を聞き出すヒアリング術」です。相手が内に秘めているニーズを聞き出せる方法を学びました。

 

SPトランプで自己理解

毎回恒例のアイスブレイクですが、今回は「SPトランプ」を使って自分の性格を理解しました。

SPトランプとは、52枚あるトランプの1つ1つに性格が書かれているトランプです。その中から、自分の性格に合っていると思うカードを10枚選び、ハート・ダイヤ・クローバー・スペードに分けて書き出します。すると、書き出した性格の数字や位置によって、だいたいの性格がわかってしまう、自己理解には最適なトランプです。

SPトランプによる自己診断はだいたい合っているとのことですが、傾向を発表すると学生からは感嘆の声が上がりました。自分の性格を客観的な視点から見ることによって、今後のグループワークにも生かせるでしょう。

なお、今回参加している学生は、感覚的で社交的な性格の持ち主が大半を占めていました。

 

学生主体でルール決め

SPトランプで自己理解した後は、学生が主体となってネルコラボ内でのルールを決めました。流れの説明をした後は、司会進行・スケジューリングを学生がしました。

急に場を任された学生は戸惑っていましたが、ルールを決める間、大人は一切関与しません。それでも、司会進行の学生2名を中心に、ルールの案を出し合いました。

昼休みも一部削り、話し合って決めたルールは「ブレーンストーミングに基づいたグループ活動を行う」「時間厳守」「ポジティブシンキングを活発的に」の3つに決まりました。4期生はこれから来年の6月の成果発表会まで、3つのルールを常に意識して活動します。

 

【特別講義】本音を聞き出すヒアリング術とは

午後からは、特別講師に講義していただきました。第2回の講師は、株式会社カンドウコーポレーションの下川和美氏です。下川氏はCMO(最高マーケティング責任者)チーフプランナー兼ビジネスデザイナーとして、プロジェクトの企画・立案をし、顧客の課題を解決するプロです。

今回は「本音を聞き出すヒアリング術」について、講義していただきました。

深い内容を聞き出すには事前準備が必須

ヒアリングで、相手から広く深い情報を聞き出すためには「仮説を立てること」「事前に質問内容を考えておくこと」の2つが必要だと学びました。この2つをしっかり考えてヒアリングすると、相手から潜在的な情報を聞き出せるため、新しいビジネスにつながる可能性があるようです。

逆に、この2つを決めない状態でヒアリングしても、相手の時間を無駄にとってしまうでしょう。また、情報を聞き出せたとしても、生かせる場面は限られると考えられます。

必要な事前準備は質問内容だけではなく、アポイントの取り方や当日の役割分担にも事前準備が必要ということも学びました。また、今日ではヒアリングの方法も対面とオンラインの2つになっており、対面とオンラインでは事前準備で気を付ける点が若干違うことも解説いただきました。

 

当日は「アイスブレイク」から

学生がやりがちな「最初から質問する」行為は深い内容を聞き出すことはできません。深い内容を聞き出すには、場を柔らかくさせる効果のあるアイスブレイクが必要だと学びました。

アイスブレイクで困ることといえば「どんな内容を話せばよいのか」だと思います。ここでも相手との共通項を探すという事前準備が必要だと学びました。共通項を見つけることによって場の空気が軽くなり、相手が潜在的な情報を開示しやすくなる効果があるみたいです。

 

質問には2種類ある

筆者も知らなかったのですが、質問にはオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの2種類があることをご存じでしょうか?

オープンクエスチョンとは、自由に回答できる質問です。1つの質問で多くの情報を聞き出せますが、相手の負担が大きい質問です。

クローズドクエスチョンとは、はいかいいえで回答する質問です。相手が回答しやすいメリットがありますが、会話をつなげにくいデメリットがあります。

この2つを組み合わせることで、相手から深い内容を聞き出しやすくなることも学びました。例えば、クローズドからオープンに移行すると、質問がスムーズになり、会話のテンポもよくなるようです。

さらに本音を聞き出すコツとして、質問に仮説を持っておくことも紹介されました。仮説と同じであれば想定した流れで進められますが、仮説と違う回答が出てくる可能性もあります。仮説と違っても相手の回答によく耳を澄ませることで、別の視点から情報を深堀できることを学びました。

 

質問した方へのお礼は忘れずに

ヒアリングして「はいありがとうございました。」だけでは相手に失礼なので、ヒアリング後は必ずメールを送ることも紹介されました。

ヒアリングで感じたこと・得たことなどを記載し、ヒアリングの内容を発表する機会の日時も含めることで、相手がヒアリングの内容を生かしているなと感じられ、好印象につながることを学びました。

講義の最後には、学生・大人から下川氏への質問タイムが設けられました。

「ヒアリング時に出されたコーヒーが飲めない場合は?」「相手からなかなか返事がない場合は?」「大人がヒアリング時に失敗したことは?」など、時間の限り質問が飛び交っていました。

その後、学生は今日の振り返りとして、感想を4枚の紙に書いて発表しました。今までなかなか習わなかった内容ということもあり、新しい発見や気づきが多かったようです!

 

参加者・講師の声

第2回ネルコラボに参加した学生2名と、講師の下川氏から今回の感想をいただきました!

土田くん「”ヒアリング王”に!!! 俺はなるっ!!!(ドン!!)」

江崎くん「計画性を持って、もうちょっといい考えとか、いい案を立てていけたらいいなと思っています。」

下川氏「ヒアリングするには事前の準備もあるし、事前の準備をする時間、自分たちの時間もあるし、ヒアリングをする相手の時間もある。そのお互いの時間が有意義な時間になるようなヒアリングを、しっかりと頑張ってください。」

 

最後に

今回の講義内容を踏まえて、運営から「企業にヒアリングする」という課題が出されました。

経験したことのない課題に学生は戸惑っていましたが、これも必要なスキルを身に着けるための経験です。深い情報を聞き出せるようにがんばれ4期生!

第4期ネルコラボスタート!

概要

・史上最多人数で第4期ネルコラボスタート!
・初めてのグループワーク
・【特別講義】目的の持ち方・描き方
・学生が立てる「これからの自分」

ますます盛り上がりをみせるネルコラボ

7月8日、第4期ネルコラボがスタートしました。
今年の参加学生は25人!
「3期生の先輩が楽しそうに活動しているのを見てネルコラボに参加することを決めた」「大学やバイト以外に新しいことにチャレンジしたかった」などネルコラボに参加した理由は様々です。
これから1年間、参加学生はネルコラボという場で学び、楽しみ、努力し、沢山のことを吸収していきます。

かっこいい大人ってどんな大人?

ネルコラボ1発目のグループワークは、「かっこいい大人とは?」というテーマで話し合いをしました。学生は初対面の人ばかりのチームで、はじめこそ緊張していましたが、「時間が守れる大人!」「プライベートも大事にしている大人!」など模造紙いっぱいになるほど意見を出していました。
たくさん、かっこいい大人の要素を挙げていったあとは、2本目のグループワーク「かっこいい大人になるためにどんなことが必要?」を行いました。
先ほど挙げたかっこいい大人になるために何をすると近づけるのか、具体的な行動を考えていきます。「本を読んでインプットを欠かさない」「自分に合ったスケジュール管理を行う」など出ました。まとめた後は、初めての発表です。すらすら発表する学生も、少し言葉が詰まってしまう学生もいましたが最後まであきらめず堂々と発表していました。

やる気を出せって?

今年のネルコラボも、スペシャルな講師の方々に講義をしていただきます。第一回目の講師は、株式会社CUA代表取締役の盛矢澄香先生です。盛矢氏は普段から、組織づくりを中心とした人材育成を行っており、「目標の大切さと立て方」についての講義をしていただきました。講義において、多くの学生が印象に残った点を2つご紹介します。

一つ目は、「やる気が出るステップ」について。「もっとやる気出して頑張ろうよ!」と口にすることはありませんか。では、実際にどうしたらやる気が現れるのかを学びました。まず、ネルコラボに興味を持ち参加したことで、自分自身の可能性の「きっかけ」に出会うことができます。このきっかけを経て、何のために取り組むのかといった「目的」や目的を成し遂げるための「目標」を立てるようになります。すると、実際に「行動」に移していくことで、「やる気」につながる「きっかけ→目的・目標→行動→やる気」がやる気になるメカニズムです。
二つ目は、「人生で起こる問題の98%は人間関係に起因している!」ということです。98%です。ほとんどの悩みが人間関係ということになりますよね。やはりこの数字には学生も驚きを隠せません。盛矢氏は「人を苦手とか嫌いと思うのは自分でしかありません。しかし、嫌いでも目的が一緒であれば仕事はすることができます。苦手だからこそ、分かりたくて近づいてみる。まずは、あいさつからしてみよう。」という言葉に感銘受けた人が多くいました。

これからの目標

盛矢氏の講座の最後には、学生たちがそれぞれに「ネルコラボを通じて自分がどうなりたいか?」を発表しました。今回のネルコラボ活動期間は1年間と長期プログラムになります。「一年後どんな私になっていたい?・実現のためにやり続ける具体的行動・ネルコラボで自分の強みを生かしてどのように貢献する?」の3つを全員の前でしっかりと宣言しました。
考えている最中に、「自分の強みなんかありません!」と強みが分からないと嘆いていた学生がいました。しかし、盛矢氏の講義で「強みは息するレベルで自分がしていること」という教えを思い出した学生。自分はこういうところで貢献できるかもしれないと考え、書き留めていました。

第一回を終えた学生の感想

「今までの問題や悩みを思い返してみると、確かに人間関係だった。これからチームで活動していくときに衝突するかもしれないけど目的は一緒ということを忘れないようにする」
「先輩方の話を聞いて、これから大変なんだろうなと感じたが、最後までやり遂げたい」
「やる気は単体で生まれるわけじゃなくて、きっかけから生まれる。だから、やる気がないからだめだと折れるのではなくて、目標に立ち返り考え直すことが必要と感じた」
「自分の強みを見つけ出すのを今までしたことがなかったから、分からなかった。だから、これからの活動を通して自分の強みを見つけていきたい」等、講義に対しての気付きや学ぶことの面白さを感じたなどたくさんの感想があがりました。

1年間のネルコラボのスタートを切った学生たち。第一回を終えたときにはもう、「一緒に頑張ろうね!」「講義びっくりしたよね!」など積極的に会話しており、仲良くなっている様子でした。これから、ネルコラボでしか経験できないことを経験し、学習していく学生たちに期待が膨らみます!!