第6期ネルコラボ参加者成果報告〜福本 あおい〜

ネルコラボの参加きっかけ

ネルコラボに参加した理由は、短期間の経験で終わらせたくないという思いと、大学では得られない学びへの期待があったからです。きっかけは、夏休みに参加したワナビィでの経験でした。そこではアイデアを提案し、今後の展望をまとめるところまで進めることができましたが、その経験を踏まえて、より詳細なプラン設計まで自分の手で組み立ててみたいという思いが生まれました。その延長として、より長期間で実践的に取り組めるネルコラボに魅力を感じ、参加を決めました。

 

また、大学ではマーケティングや企画のプランニングについて体系的に学ぶ機会が少ないことも大きな理由でした。普段は芸術系の学生に囲まれて過ごしている中で、異なる分野の学生と関わることができる点にも惹かれました。一方で、メンバーも課題もすべて新しい環境でのスタートであったため、不安もありました。しかし、その不安以上に「ここでしか得られない経験があるのではないか」という期待が、参加を後押ししました。

学びと成長の実感

ネルコラボを通して、会議の進め方やプランの組み立て方、プレゼンテーションのコツなど、これまで触れてこなかった分野を一から学び、それをすぐに実践できたことは大きな学びでした。中でも印象的だったのは、多角的な視点で物事を見る力が身についたことです。

例えば、チームでの会議では、時間をかければ良い議論ができるわけではないことに気づきました。むしろ、時間が長くなるほど話題が散漫になり、議論が進まなくなることがありました。一方で、短い時間の中でテーマを一つに絞ると、驚くほどスピード感を持って進められることが分かりました。この気づきをもとに、時間を区切ったり場所を変えたりする提案を行い、後半には集まる時間自体を短くすることで、効率的な進行ができるようになりました。

また、メンバー一人ひとりだけでなく、チーム全体の特徴を捉えてスケジュールを立てることの重要性にも気づきました。単に自分の意見を出すだけでなく、どのようにすれば全体が動きやすくなるかを考えながら行動したことが、自分の成長につながったと感じています。

 

得意・不得意の発見

活動を通して、自分の得意なことと苦手なことも明確になりました。得意だと感じたのは、アイデアを数多く出すこと、そして人がワクワクするような発想を形にすることです。チームで提案した「帰省未満。」という懐かしさをテーマにした旅のプランは、初期の段階で自分が発案したものであり、そのアイデアにメンバーが共感してくれたことで、チーム全体が最後まで前向きに取り組むことができました。また、スライド作成やロゴデザインなど、アイデアをビジュアル化する面でも力を発揮することができました。

一方で、ロジック面や現実的な視点を踏まえたアイデアを考えることには課題を感じました。特に、収支計画やスタッフ配置、プロモーション方法などを具体的に詰める段階では、他のメンバーに頼る場面が多くありました。アイデアだけでなく、それを実現するための現実的な設計まで含めて考える力が必要であると実感し、今後の課題として強く意識するようになりました。

人との関わりから得たもの

ネルコラボに参加して良かったと感じるのは、人との関わりの中で多くの学びを得られた点です。普段の実習では個人で完結することが多いですが、ここでは会議や共同作業、社会人との交流を通して、他者と協働する力を学ぶことができました。

特に印象に残っているのは、アンケート設計に関する学びです。回答者の立場に立って質問の構成や言葉を工夫することで、答えやすさが大きく変わることを知りました。開いた質問と閉じた質問の使い分けなど、一見小さな工夫の積み重ねが、結果に大きく影響することがとても興味深かったです。

また、社会人メンターからのフィードバックも大きな学びとなりました。「誰が、何を、どうするから嬉しいのか」を改めて考えるよう指摘されたことで、自分たちの企画が本当に相手にとって価値のあるものなのかを見直すことができました。企画者の満足だけでなく、地域にとっての意味を考える視点を持つことの重要性を実感しました。

印象に残った経験と変化

活動の中では、うまくいかないことや悩む場面も多くありました。例えば、プランを固める順序を誤り、アイデアを先に決めてしまったことで、後からターゲットや軸を追加する必要が生じ、結果的に作業が増えてしまいました。この経験から、基盤となる部分を先に固めることの大切さを学びました。

また、メンバー同士の関係構築にも時間がかかり、序盤は不安を感じることもありました。しかし、合宿や会議を重ねる中で徐々に距離が縮まり、最終的にはお互いを信頼できる関係になりました。この過程も含めて、チームで何かを作り上げる難しさと面白さを実感しました。

その中で、自分の発想力やデザイン視点を頼りにしてもらえたことはとても嬉しかったです。役割分担の際にも、自分の得意な部分を尊重してもらえたことで、自信を持って取り組むことができました。

 

これからの挑戦とメッセージ

今後は、今回のプランをさらにブラッシュアップし、実現に向けて取り組んでいきたいと考えています。メンバーだけでなく、より多くの社会人と関わりながら、現実的な視点も取り入れていきたいです。また、地域連携の活動において、デザインだけでなく企画の立場からも関わることに挑戦したいと考えています。

将来は、自分の強みを活かしながら地元に貢献できる社会人になることを目標としています。ネルコラボで得た経験は、その第一歩として大きな意味を持っていると感じています。

最後に、これから参加を迷っている人に伝えたいです。ネルコラボは、楽しい部分だけでなく、アイデアが通らなかったり振り出しに戻ったりといった大変さも含めて経験できる場です。しかし、その分、最後までやり遂げたときの達成感は大きく、大学では得られない学びが確実にあります。後悔は全くないと感じているからこそ、少しでも興味がある方は、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。