第5回ネルコラボ:プレゼンテーション術を学ぶ

2024年10月からスタートした第5期ネルコラボも終盤に差し掛かり、第5回目のセッションが行われました。今回のテーマは「プレゼンテーション」。講師に有限会社S-Produce.の下宮勇生氏を迎え、企画書の作り方や喋り方、効果的な資料作成のテクニックについて学びました。


プレゼンテーションの極意:伝える力を磨く

今回の講義では、以下の内容を中心にプレゼンテーションの基本と応用を学びました。

  • 伝達の割合: 人に伝わる情報のうち、言葉が占める割合はわずか7%。視覚情報(55%)や聴覚情報(38%)が大部分を占めるため、資料のデザインや話し方が非常に重要であることが強調されました。
  • プレゼンの構成: 序破急の3段階でプレゼンを設計することで、聞き手を惹きつけ、分かりやすく伝えることが可能になります。
    • 序:興味を引く表紙やタイトル、つかみのインパクト。
    • 破:5W2Hを活用した内容展開。
    • 急:結論を簡潔にまとめ、次のアクションを促す。
  • 資料作成のポイント:
    • スライドはシンプルかつ視覚的にわかりやすいデザインを心がける。
    • 図やイメージを活用し、小学生でも理解できるレベルの表現を目指す。
    • 最初と最後のスライドに特に力を入れる。

講義の中では、効果的なプレゼンのために必要な「8つの力」も紹介されました。これには構成力、リサーチ力、表現力(視覚・聴覚)、巻き込む力などが含まれ、プレゼン成功の鍵となるスキルとして解説されました。


学生の感想

今回のセッションを通じて、学生たちはプレゼンテーションの基礎と実践的な応用方法について多くの学びを得ました。一部の感想を以下にご紹介します。

  • 「なにか考える時に、まずその考えるものをうまく噛み砕いて目的をはっきりさせることが大切だと学びました。」
  • 「資料作りについて学び、スライドのデザインや文字の数によって理解度が変わることを知りました。同級生同士での議論がやりやすく、良い意見を多く出せました。」
  • 「信頼感と信頼性の違いを学び、どちらも重要だと気づきました。これから自分が信頼される人になりたいです。」
  • 「言葉だけでは7%しか伝わらないという事実が驚きでした。視覚や声の抑揚、表情が重要だと実感しました。」
  • 「プレゼンで序破急を意識することの重要性が印象に残りました。これを活用して、聞き手に伝わる資料を作りたいです。」
  • 「プレゼンの仕方について学んだ内容は、大学や社会でも役立つものばかりでした。これを練習して、説得力のある発表ができるようになりたいです。」
  • 「五感を意識したプレゼンが大切だと感じました。視覚や聴覚を活用して、より多くの情報を伝えられるようになりたいです。」


まとめ

第5回ネルコラボでは、プレゼンテーションの基本から実践まで幅広く学びました。学生たちは、相手に伝わるプレゼンを作るためのスキルを身につけ、企画書作成や喋り方を磨く良い機会となりました。

次回のネルコラボでは、いよいよ集大成となる発表が予定されています。学生たちのさらなる成長と挑戦にご期待ください!

第4回ネルコラボ:マーケティングの基本を学ぶ

2024年10月からスタートした第5期ネルコラボも中盤に差し掛かり、第4回目のセッションが開催されました。今回のテーマは「マーケティング」。株式会社カンドウコーポレーションのCMOであり、チーフプランナー兼ビジネスデザイナーとして活躍する下川和美氏を講師にお迎えし、マーケティングの基本や実践方法を学びました。


マーケティングの本質とは

講義では、マーケティングの基本的な概念や、価値を創造して顧客に伝える仕組みについて説明が行われました。具体的には、以下のような内容が取り上げられました。

  • マーケティングとは: 顧客や社会のニーズを満たす商品やサービスを探り、売れる仕組みをつくること。
  • 価値を生み出すプロセス: 「誰がうれしい?」「どんな時にうれしい?」といった視点で価値を明確にし、それを効果的に伝える方法を考える。
  • TPO(Time, Place, Occasion)の重要性: 同じ顧客でも、状況や環境によって選択する商品が変わるため、それに応じたマーケティング戦略が必要。

さらに、3C分析やペルソナの作成方法など、実践的なフレームワークについても学びました。特に、「顧客のニーズを深く理解し、それに応じた価値を提供することがマーケティングの本質である」との考えが強調されました。

講義では具体例として、ハーゲンダッツやスターバックスのマーケティング戦略が取り上げられました。例えば、ハーゲンダッツが12月に売れる理由や、スターバックスが「サードプレイス」として提供する価値がどのように顧客に支持されているかが解説され、学生たちは実例を通じてマーケティングの重要性を実感しました。

また、フレームワークの中で「バリュープロポジション」をどのように発掘し、具体化するかといったプロセスも紹介され、参加者たちはマーケティングの視点から課題にアプローチする方法を学びました。


学生の感想

今回のセッションを通じて、学生たちはマーケティングの基本やその実践方法について多くの学びを得ました。一部の感想を以下にご紹介します。

  • 「マーケティングという言葉は知っていたけれど、具体的に何をするのかよくわかっていなかった。今回の講義でその本質を理解できた。」
  • 「価値というキーワードが印象に残った。空き家に関して、所有者にとって価値のあるサービスを考える必要性を再認識した。」
  • 「ターゲットを具体的に絞ることの重要性に気づいた。例えば、キャンプ好きな大学生など細かく設定することで、より良いプランを作れると思った。」
  • 「3C分析を学び、顧客目線で考えることの大切さを知った。お客様にとって価値のあるサービスを提供することが重要だと感じた。」
  • 「ハーゲンダッツやスターバックスの事例から、価値を提供する方法について具体的に学ぶことができた。」
  • 「今回学んだマーケティングのフレームワークを活用して、プロジェクトを進めていきたい。」
  • 「自分に自信がないことが課題だと感じた。これからは失敗を恐れず挑戦していきたい。」

まとめ

第4回ネルコラボでは、マーケティングの基本的な考え方から実践的なフレームワークまで幅広く学ぶことができました。学生たちは、自分たちの取り組む課題にマーケティングの視点を取り入れることで、より具体的かつ現実的なプランを構築するための基礎を築きました。

次回のネルコラボでは、さらに発展的な内容に挑戦していきます。引き続き、学生たちの成長にご注目ください!