ネルコラボに参加しようと思ったきっかけ
ネルコラボに参加した直接的なきっかけは、ゼミの先輩である萩さんから案内をいただいたことです。
その中で、自ら「参加しよう」と決めた理由は、大学で学んでいる経営学を実践的に活用できる場であること、そして他大学の学生と関わりながら学びを深められることに大きな魅力を感じたからです。
大学では経営学の講義を受けてはいるものの、知識を一方的に聞くだけで、自分自身の中で体系的に整理できていないという課題感がありました。
また、大学1年の間に自分自身が十分に成長できていないと気づき、社会で活躍するために今のうちから挑戦しようと思い、参加を決めました。
ネルコラボ5期で得たもの・成長した部分
私は4期からネルコラボに参加しており、4期ではマーケティングなどビジネスプランを考える上で必要な知識を得ることができました。
そして何より、「プレゼンテーションを楽しめるようになった」という大きな成長を実感できました。
5期でさらに成長したと感じたのは、チームビルディングの力です。
今年はチーム人数が9人と多く、情報共有の難しさと向き合いながら、どうすれば効率的に伝達し、次のステップに進めるかを常に意識して行動しました。
人数が増えたことでコミュニケーションの量と質が問われる場面が多く、結果的に集団で成果を出すための調整力や連携力が鍛えられたと感じています。
ネルコラボに参加して良かったこと
参加して良かったと感じたことは、主に2つあります。
1つ目は、大学の講義だけでは得られない「実践の場」で学び、自己成長につなげられたことです。
知識を身につけるだけではなく、それを実際に使ってみることで理解が深まり、記憶にも定着することを実感しました。
2つ目は、意欲の高い学生とグループで協働することができた点です。
前向きな姿勢を持つ学生同士で意見を交わしながら一つのビジネスプランを作り上げる経験は、他ではなかなか得られない貴重なものでした。
社会人メンターさんの存在について
社会人メンターさんの存在は、私たちの活動において欠かせない存在でした。
たとえば、たかしさんは議事録の作成や会議内容の整理など、活動の土台づくりを支えてくださいました。また、さくらさんにはパワーポイントの構成やデザインの面で多大なご助力をいただきました。
学生だけでは打開できなかった課題を、あくまでもヒントや方向性の提示という形でサポートしてくださったことで、自分たちの力で解決しながらも、より質の高い成果を生み出すことができました。
一番印象的な出来事
もっとも印象的だったのは、中間発表前の1週間、毎日チームで集まりプランの構築やパワーポイントの作成に取り組んだことです。
この時期はプランも資料もまだ形になっておらず、発表までの時間が限られていたため、連日対面で集まり集中して作業を行いました。
オンラインに比べて対面での会議は話し合いがスムーズに進み、メンバーの認識を揃えるうえでも非常に効果的でした。
また、昼休憩に一緒にご飯を食べに行くなど、会話を重ねたことでチームの結束力が高まったことも印象に残っています。
この期間があったからこそ、最後まで一体感を持って活動を続けられたと感じています。
苦労したこと
今回のネルコラボで苦労した点は2つあります。
1つ目は、チームの人数が昨年よりも増えたことで情報共有の難易度が上がったことです。
全員で活動する方針だったため、毎回メンバー全員が集まれない中での情報共有が必要になり、共有の時間が長くなりすぎて議論の時間が減ってしまうという課題に直面しました。
2つ目は、活動期間が1年から半年に短縮されたことによって、チームの関係性が十分に深まる前に活発な議論を進めなければならなかった点です。
また、期間が短い分、実証実験やニーズ調査などの活動が難しく、プランに説得力を持たせるための裏付けが足りなくなってしまったことも苦労の一つでした。
学んだこととこれから
2期にわたってネルコラボに参加して、私はチーム活動での役割認識、プレゼンテーション、ビジネススキルの3つを中心に学びました。
チーム活動と自分の役割
「ファシリテーション」という概念自体、ネルコラボで初めて知りました。
実際の会議で学んだノウハウを活かして実践を重ねる中で、「発散的にアイデアを引き出す力」が自分の強みであると自覚できるようになりました。
プレゼン力の向上
以前は緊張してしまい、自分の伝えたいことを十分に届けられていないという感覚がありましたが、フィードバックをもらうことで課題が可視化され、プレゼンに対する姿勢も大きく変化しました。
「プレゼンは楽しむことが大事」という言葉を意識することで、発表の質も自分自身の気持ちもポジティブに変化しました。
社会人基礎力の習得
名刺の作成、名刺交換のマナー、企業へのヒアリングやメール対応、アンケート設計など、社会人として必要な実務スキルを体験的に学ぶことができました。
これらのスキルは今後の就職活動、そして社会人生活に必ず活かされると思います。
ネルコラボはどんな学生におすすめ?
ネルコラボは、次のような学生に特におすすめです。
1. 成長したいけれど、何から始めればいいか分からない学生
大学生活の中で何かに挑戦したいけれど、具体的な方向性が定まっていない学生にとって、実践を通じて成長を実感できる貴重な機会になります。
2. 他大学の学生と交流したい学生
ネルコラボには、さまざまな大学・学年の学生が参加しており、異なる視点や価値観を持った仲間と出会えるのも魅力の一つです。
大学の枠を越えた人間関係を築くことで、視野が大きく広がります。
チームメンバーとの関係構築について
今年はチームの人数が多く、チームビルディングの難易度が上がったことを感じました。
その中で最も大切だと感じたのは、システムや役割分担よりも、**「コミュニケーションの量を増やすこと」**でした。
こまめにコミュニケーションをとることで、相手の理解度を確認しながら議論を進められ、プランの精度も高められたと実感しています。
最後に
2期にわたりネルコラボに参加したことで、実践的な学びと自分の成長を確かに感じることができました。
今後はこの経験を活かして、社会に出ても活躍できる人材を目指していきたいと思います。