【第七回】ネルコラボ中間発表

新型コロナウイルスに伴い、消毒・除菌の徹底や換気、検温やマスクの着用など対策を行い活動を行っております。

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。学生が、地域課題の解決をテーマに、解決方法を練り、実際に実行することまでを行います。今年のテーマは「北広島町の田原温泉が復活したら?」。元々あった温泉がなくなったということは復活しただけではまた潰れるかもしれない。復活した時に田原温泉を盛り上げるには何が必要なのか?を今年は考えていきます。
この活動を通し、学生が社会に出てからいきいきと働くために必要な能力や考え方を養成していきます。たくさんのコラボレーションとアイデアを練る(ネル)研究室(ラボ)のようなインターンシップ。それがネルコラボです。

新型コロナウイルスに関する対策

以前から新型コロナウイルスの感染拡大の防止として

  • マスク着用の義務化
  • 手洗い・消毒の徹底
  • 接触頻度の高いものはこまめに消毒
  • こまめな換気
  • 会場レイアウトを最大限広く使う
    学生の席配置は1メートル以上隣との間隔を開ける
    グループが同じ向きを向かないレイアウト
  • 模造紙を使ったワークを廃止。全てオンラインを使用して学生同士の接触を避ける

などを行いながら活動を行っていきます。

第六回ネルコラボ_中間発表

今回は、各チームの考えてきた北広島町の大朝を盛り上げるためのプランの発表です。
半年間をかけて、様々な分野の専門家の方をお招きし、学んできた学生達。
学びを存分に発揮する機会です。

ネルコラボアドバイザーである
広島国際学院大学教授 竹元 雅彦 氏
株式会社カンドウコーポレーション代表取締役会長
兼 CEOエグゼクティブビジネスデザイナー 福原 勘二 氏
広島県教育委員会事務局 加藤 賢一 氏
の3名と

ネルコラボフィールドコーディネーターの
特定非営利活動法人 INE OASA 理事長 堀田 高広 氏

をお招きし、それぞれの分野の視点から、学生の考えたプランについてアドバイスをいただきました。

全3チームのプレゼン

 

中間発表では、
①今まで考えてきたプランの発表
②プランが実際に地域に効果をもたらすのかどうかを図るために4月5月に行う実証実験を行う。その実証実験の内容の発表
の2点について発表を行いました。

1チーム目:マール
概要:地域おこし協力隊の受け皿になるプロジェクトを発足。そのプロジェクトで空き家の活用を目指す。

2チーム目:たわらんぴんぐ
概要:ファミリー向け新自然体験『Yattem!』。実際に体験した自然体験をカードとしてゲット。コレクションする楽しさと新しいイベントへの参加条件から地域への継続的流入を目指す。

3チーム目:生徒会
概要:サークルや学生団体などの大学生向けレクリエーション。『戦闘中in大朝』。広い空きスペースで水風船の投げ合いを行う、戦闘ゲーム。とにかく楽しいに特化させたイベントの発足。

結果:準備の差が出た発表に。

今回の発表で輝きを放ったのが2チーム目に発表を行った、チーム”たわらんぴんぐ”。
第五回で福原さんを前に発表を行った時には、伝えたいことが伝わらず、涙を流したのがこのチーム。言いたいことがうまく伝わっていない。資料も何を1番伝えたいのか分からない、文章ベースの資料。福原さんから受ける指摘に答えることもできない…

その時の悔しさを胸に、プランの内容自体に大きな変更はないものの、見せ方について徹底的に準備を行ってきた。

迎えた中間発表会。
発表を行う学生達は、堂々とした姿でプレゼン。発表資料も分かりやすい図解と流れで、言いたいことが資料を読んだだけで把握できる。そして何より、プランがとても面白い。
少し前のたわらんぴんぐの姿がこの中間発表にはどこにもなかった。

プレゼンを受けて
ネルコラボのメインスポンサーでもある株式会社ネストロジスティクスの迫慎二会長から一言。
「実証実験にかかるカードの印刷費用はうちが出すよ。実証実験の場として、ネスト祭りでやってもらうのもOK!」

さらに続くカンドウコーポレーションの福原さんから
「会長が印刷費を持つなら、うちの会社がカードのデザインは全て行ってあげる。」

と、次々にたわらんぴんぐの企画に対する出資が集まった。
たわらんぴんぐの熱意と準備が会社のトップを動かした瞬間だった。

一方で、”マール”と“生徒会”は、資料の見せ方や、発表する流れで悪戦苦闘。
伝わりきらない発表にアドバイザー陣は苦い表情。
発表している当人達も手応えのなさを感じていた。

しかし、ここで終わらないのがネルコラボ。
講師陣からは、各チーム30分をかけて、新たな視点や、資料の流れ、資料の内容などを思いつく限りのアドバイス。愛のある指導で学生達を導く。

発表を終えた学生の顔は、険しく強張っていたが
これも悔しさが故の表情であったのだろう。

この悔しさをバネに更なるブラッシュアップを重ね、6月の成果報告会では、今回のアドバイザー陣をうねらせてほしい。