■第5期ネルコラボ成果報告会開催
3月15日、ネルコラボ第5期の成果報告会がAxEL,で開催されました。半年間にわたり取り組んできたプロジェクトの成果を発表するこの日、参加した学生たちは、与えられたテーマに応じて考えてきたプランを堂々とプレゼンテーションしました。
今回の成果報告会には、フーズアイチームとネストチームがそれぞれ参加し、半年間の活動を通じて練り上げたプランを披露しました。
フーズアイチームは、現代の就活市場は、お互いに素をさらけ出していないマッチングによって定着率が低いという問題に着目し、グリーンヒルおおあさという研修施設を活用し、学生と企業を素の部分でマッチングさせるための運動会プランを提案しました。
ネストチームは、地域の空き家の活用方法について提案。田舎暮らしがしたくても、どんな田舎かを理解しないで移住を決めるのは不安という層に対して、リノベーションした空き家をサブスクで貸し出し、気に入ったら購入できるという新サービスを提案。また、ターゲットを芸術家にし、田舎で居住地とアトリエを一緒に持てるというニーズにフォーカスを当てたプランを提案しました。
特に、企業からは彼らの取り組みに対して多くの賞賛の声が寄せられました。「しっかりと法律面まで調べてある具体的なプラン」「自分たちの想いが入ったいいプラン」など、その努力と成果に対する高い評価が相次ぎました。このような実践的な経験は、学生たちにとって大きな自信となり、今後の社会での活躍に向けた力強い一歩となるでしょう。
■盛矢氏による特別講義
成果報告会の後には、盛矢先生による特別講義が行われ、学生たちは社会で求められる人材になるためには?をテーマにネルコラボでの自身の振り返りと一緒に学んでいきました。盛矢先生は、「変化する社会において、自ら考え行動できる力が重要である」と強調し、リーダーシップやコミュニケーション能力、問題解決力の大切さを説きました。これにより、学生たちは自身の強みや課題を見つめ直し、さらに成長するためのヒントを得ることができました。
また、この講義の中で、ネルコラボを卒業後に自分たちがどうなりたいかという新たな目標を学生は設定し、当日参加していただいた企業の前で発表していきました。ネルコラボ参加前とは比べものにならないくらい成長した学生たちは、次なるステップへ進むために、今の自分に足りないことを客観的に考え、理想の自分に近づくための目標設定を各々が行ってくれました。
■まとめ
ネルコラボでの活動を通じて、学生たちは多くの学びと成長を経験しました。地域との関わりを通じて得られた現場での実践知や課題解決への取り組みは、単なる教室での学びを超えた貴重な財産となっています。それぞれの学生が、自らの活動を振り返りながら、新たな目標を見つけ、卒業後の道に向けた一歩を踏み出す決意を新たにしました。
この半年間にわたる挑戦を通じて培った経験は、彼らの今後の成長にとって大きな糧となることでしょう。成果報告会は、学生たちにとって一つの区切りであると同時に、次のステップへと進む第一歩でもあります。彼らの挑戦は続き、その未来には無限の可能性が広がっています。今後も彼らがどのような道を歩むのか、その成長と活躍に期待が高まります。