第5期ネルコラボスタート

2024年10月、広島発のユニークなインターンシップ「ネルコラボ」の第5期が幕を開けました。広島県内に留まらず愛媛にも拠点を拡大し、地域課題に取り組むインターン生たちが企業のリソースを駆使して新たな社会貢献に挑戦します。学生たちが持つフレッシュな発想と企業のリソースが交わり生まれるアイデアやビジネスプラン、そして現地での活動を通じて育まれる地域とのつながりを、今回は10月に行われた北広島町大朝でのキックオフ合宿の様子と共に詳しくご紹介します。


ネルコラボとは?地域社会とつながるインターンシップ

ネルコラボは、「企業に行かないインターンシップ」という新しい形式のプログラムで、大学生が企業と連携し、地域課題解決に取り組むことを目的としています。単なるインターンシップとは異なり、学生は企業リソースを活用し、現実の社会課題にアプローチする経験を積むことができます。

企業や社会人メンターからのサポートと指導を得つつ、学生が主体的にアイデアを出し合い、課題に挑むプロセスは、実際のビジネスを通じた実践的な学びの場となっています。

活動拠点の拡大:愛媛での新たな挑戦

今年で5年目を迎えるネルコラボですが、これまで培ったノウハウをもとに、さらに活動の幅を広げるべく、今年度から愛媛でもプログラムを実施。広島と愛媛の2拠点における同時展開で、さらなる地域貢献を目指しています。

10月から翌年3月まで、地域に根ざした課題に挑むインターン生たちは、愛媛・広島の2拠点でそれぞれの活動を進めていきます。

期間中の成果発表として、最終的には企業の社長に向けてビジネスプランを提案するという目標も設定され、地域活性化への熱意が高まるばかりです。


広島と愛媛が初めて集うキックオフ合宿:北広島町大朝での初顔合わせ

10月5日と6日、広島県北広島町大朝で、愛媛と広島からの参加大学生が集結し、ネルコラボ第5期のスタートを切る合宿が開催されました。

今回の合宿は、愛媛組と広島組の学生にとっての初めての対面。緊張感が漂う中、参加者たちはお互いの顔を覚え、意気込みを共有する貴重な時間を過ごしました。


ネルコラボの理念と目的を共有:学生の主体性を育む場

合宿初日、まずはネルコラボの理念やプログラムの詳細が紹介されました。
ネルコラボは、学生が主体的に行動する力を養うための場所であり、地域社会に根ざした課題解決に挑むことが重要な目的です。
そのため、学生にはただ指示を受けるのではなく、自分たちで考え、動く力が求められます

学生は「自分で考え抜くことの大切さ」を実感し、今後の活動への期待とやりがいを胸にスタートを切りました。

コンピテンシーの紹介と共有

続いて、学生たちが活動を進めるうえで求められる「コンピテンシー」についても説明がありました。
コンピテンシーは、主体的な行動を支える力として、ネルコラボが特に重視する要素です。
行動力や論理的な思考力、チームビルディングといったスキルを養いながら、地域の課題に対して実践的な解決策を考えていくことが求められます。この学びが、学生たちにとって社会に出た後も役立つ貴重な財産となることは間違いありません。


交流を深めるアクティビティ:モルックでチームワークを強化

午後の最初には、学生たちの距離を縮めるためのアクティビティとして「モルック」が行われました。北広島町は全国大会を開くほどモルック熱の高い地域で、今回のネルコラボ参加者にもモルックを通じた交流が大きな盛り上がりを見せました。

学生たちはチームごとに分かれて対抗戦を展開し、ゲームに熱中する中で互いの個性を知ることができました。最初は緊張していたメンバーも、笑顔を交えながら打ち解け、チームワークが強化される絶好の機会となりました。この交流により、次第に学生たちは互いに協力し合い、共通の目標に向けて歩み出す一体感が生まれました。


「グリーンヒルおおあさ」の活用事例を考えるワークショップ

モルックで心と体をリフレッシュした後、午後の活動として、宿泊先である「グリーンヒルおおあさ」の活用方法についてのワークショップが行われました。アイデア発想の方法を学び、各チームで意見を出し合いながら、地域に即した新たな活用案を練り上げていきました。

地域資源を生かしたプランを考案

「グリーンヒルおおあさ」の活用プランとして、学生たちは地域の自然や特性に着目し、さまざまなアイデアを発表しました。例えば、天文学サークルの合宿地としての利用や、部活動の合宿などの提案が挙がり、地域資源を活用した新たなビジネスモデルを考える力が試される場面となりました。ここでのワークショップは、学生たちのアイデアを生かす場としてだけでなく、地域の人々にとっても魅力的なプランが生まれる場として大変意義深いものとなりました。


夕食でさらに深まる絆:BBQと協賛企業のご馳走を楽しむ懇親会

1日目の締めくくりとして、協賛企業から提供された食材を使ったBBQ懇親会が開かれました。フーズアイ様からは豊富なお肉が提供され、青山社長から直接教わったお肉の焼き方で、さまざまな部位の肉を学生たちと共に堪能しました。また、マルブン様から提供されたパスタとピザも登場し、学生たちは長年の伝統が詰まった味に舌鼓を打ちました。

学生同士が協力して準備・片付け

BBQの準備や片付けでは、学生たちが協力し合い、手際よく作業を進めました。この協力作業を通じて、自然と絆が深まり、コミュニケーションの大切さを改めて実感することができました。この夜の懇親会は、学生同士の仲が一層深まる貴重な時間となりました。


2日目の学び:曽我教授による行動経済学

2日目の午前中は、愛媛大学の曽我教授から行動経済学について学ぶ講義が行われ、人々がどのような心理で行動するかについての理解を深めました。ビジネスプランを考案するうえで、心理的な要素や無意識の行動に目を向け

ることの重要性が説明され、今後の課題解決にも生かせる貴重な知識となりました。

地域との関わり方を学ぶひろしまジン大学 平尾氏の講義

続いて、ひろしまジン大学の平尾順平氏による「地域の入り方」についての講義が行われました。地域には「HIROSHIMA」という大きな視点だけでなく、そこに住む人々の生活や小さな活動があるということに着目し、地域に寄り添う姿勢が大切だと教えられました。平尾氏のメッセージは、今後の活動で地域と向き合う際に大切なポイントとして学生たちの心に刻まれました。


北広島町の地域資源を探る:フィールドワークで地域の魅力を発見

午後は北広島町のさまざまな地域資源を見学するフィールドワークが実施されました。空き家活用のアイデアや自然資源、地域施設の現状を実際に見て回ることで、地域の現状をより深く理解する機会となりました。学生たちはこのフィールドワークを通じて、実際の課題に触れ、今後の活動に活かせるインスピレーションを得ました。


愛媛・広島それぞれのテーマに沿った課題解決に向けて

このフィールドワークで得た経験をもとに、今後は愛媛・広島の2拠点に分かれて、それぞれのテーマに基づいた活動がスタートします。地域ごとの特色を生かしたアプローチを試みながら、実際に解決策を見出していく予定です。愛媛と広島、それぞれの課題を抱えた地域に向き合う中で、学生たちがどのように成長し、どのような成果を挙げるか期待が膨らみます。


2月に愛媛での合宿で再集合!互いの成果を持ち寄る予定

次回の集合は、2025年2月に愛媛で行われる合宿です。それまでの間、学生たちはそれぞれの地域で実際に課題に取り組み、独自のプランを練り上げていきます。愛媛での合宿では、互いの成果を持ち寄り、広島と愛媛の活動を融合させた新たな提案や発表を行う予定です。

今後の展望と期待

第5期のネルコラボは、広島と愛媛の地域をつなぎ、学生と企業が協力して地域課題解決に挑むプログラムです。次回の愛媛での合宿に向けて、学生たちは各地で日々の活動に励み、地域貢献に向けた熱意を持ち続けながら成長を続けています。地域に根ざした実践的な学びが、学生たちの未来を切り拓く原動力となることでしょう。


まとめ
ネルコラボ第5期のプログラムは、愛媛と広島の2拠点で展開され、地域課題を解決するための多彩なアプローチを模索しています。学生たちの成長と地域への貢献が融合するこのインターンシップは、地域社会と学生双方にとって新たな未来を開く貴重な場です。次回の合宿での新たな進展が待ち遠しく、引き続き目が離せません。

アイアルミートの実証実験を行いました!

5月18日(土)株式会社フーズアイにご協力いただき、アイアルミートの実証実験を行いました。

アイアルミートが与えられたミッションは、「お肉×キャンプ場で食を通じた新しいアクティビティを提案せよ!」をテーマにビジネスプランを考えました。このテーマをもとに、考えたプランは、お肉を通じて社員同士のコミュニケーションが円滑になるプランです。

北広島町という自然豊かな土地で、行うコミュニケーションは「非日常」で、普段とは違うコミュニケーションを取ることができるのではないかと着想を得たプランになります。

実証実験は、北広島町大朝で行い、フーズアイからは7名の社員の方に参加していただきました。

実証実験の内容

今回の実証実験の目的は、「考えたプランの効果検証」

実際に、社員同士で、会社とは違う形での対話が生まれ、新しい一面を発見することでこれまで以上に円滑なコミュニケーションを行うことができるのではないかという実験を行いました。

サイクリング

このサイクリングの目的は、美しい自然の中をサイクリングすることで、リフレッシュしながらの会話を促進させること。北広島町大朝の観光名所を巡りながら、決められた場所を巡ることでポイントをゲットをゲットしていきます。

モルック

フィンランド発祥のスポーツであるモルックは、チームワークと戦略が重要です。社員同士が協力し合いながらゲームを進める中で、自然とコミュニケーションが生まれました。

狙い通りにうまく倒せた時の歓声や、失敗した時のやじなど、スポーツで競い合うからこそ生まれるコミュニケーションも魅力の一つ。男女も年齢も問わずに競い合うことのできるこのスポーツは予想以上の盛り上がりを見せました。

BBQ

屋外でのBBQはリラックスした雰囲気を作り出し、社員が普段の業務から離れて交流する絶好の機会となりました。美味しい食事を囲みながらの会話は、普段の業務では得られない深い絆を築く助けとなりました。

お肉は社長が直々に調理。焼き加減抜群、素材の良さを100%引き出す技術は、38年間お肉の業界にいる社長ならでは。美味しいお肉に舌鼓を打ちながらする会話はポジティブな内容ばかり。

美味しいものを食べている時はみんな幸せそうに話ができるのだと再確認できました。

 

実験の成果

今回の実証実験を通じて、社員の方々に私たちが提案したアクティビティを体験してもらい、コミュニケーションの新たな形を発見することができました。普段の業務では見えない一面を知ることで、お互いの理解が深まり、たくさんの会話や笑顔が生まれたことが印象的でした。
また、自分たちの提案が実際に企業でどのように活かされるかを体験する貴重な機会となりました。

今回の貴重な体験を基に成果報告会へ挑戦していきます!

ネスト祭りに出店

2024年5月12日(日)に地元で開催された「ネスト祭り」に、私たちネルコラボの学生チームが参加してきました!このイベントは、株式会社ネストロジスティクスが日頃の感謝をこめて地域の方に楽しんでもらおうと企画し、19年目を迎える祭りで、多くの人々が集まって出店やステージを楽しむ祭りとなっています。

今回のネスト祭りでは、ネルコラボから参加した学生は2チーム
1チーム目は、北広島町の4つの町をイメージしたコーヒー豆の販売とコーヒーの販売を行ったチームネスタ。

2チーム目は、ドブロクバーガーの販売を行ったチームビアネロ。

それぞれ、自分たちが行いたいプランが世の中にどう評価されるのかを、出店中にアンケート調査を行うために出店しました。

当日は朝からあいにくの雨。それでも学生達は頑張って準備を進め、雨対策のブース設営を行いました。雨の影響で来場者が少なかったり、ブースが目立ちにくかったりしたため、中々計画した通りに売り上げを伸ばしたりすることができませんでしたが、それでも各々がしっかりと考えて動き、訪れてくれた人々とコミュニケーションを取りながら自分たちが考えたプランについての情報収集をしっかりと行っていました。

今回とったデータを元に6月1日の成果報告会に臨みます。
しっかりといいプレゼンテーションを期待しています!

第10回 プレゼンテーションを学ぶ

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。

必要な知識・スキルは社会の第一線で活躍する専門家・経営者から学び、学んだことをもとに学生が主体となって地域課題を解決するプランを作成します。プランは作成して終わりではなく、先輩社会人からアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直していきます。

普通の学生生活では絶対に経験できないことができる場所、それがネルコラボです。

第10回のテーマ

第10回のテーマは「プレゼンテーション」です。
相手に「伝える」のではなく「伝わる」プレゼンテーション
相手に「見せる」資料ではなく「魅せる」資料
を作るために、午前午後と話し方や企画書の作り方を学んでいきました。

伝わるための「魅せ方」「伝え方」

今回、魅せ方と伝え方のご指導をいただいたのは
フリーアナウンサー・イメージコンサルタント 徳永真紀さんです。

徳永さんは、現在はフリーアナウンサーとして、様々なイベントの司会業を行いながら
似合う服装や色、仕草など印象を良くするためのイメージコンサルタントとしても活躍をされています。

そんな徳永さんが今回はネルコラボ学生のために、中間報告の時の発表をもとにどうしたら相手にもっと伝わるようになるのかテクニックや考え方をご指導いただきました。

一見、話し方のうまさや魅せ方のうまさはテクニックで何とかなりそうなものですが
徳永さんが何度も言葉にしていたのは「相手がどう思うか」でした。

相手に引っ掛かりを残さずに進むため、相手がどこの説明をしているのかをすんなり理解してもらうため、相手がどういう感情になりながらプレゼンを聞くことができるのか?

今回教わったテクニックは全て「相手のため」に学ぶべきテクニック
プレゼンテーションはプレゼントなのだと教えていただきました。

見やすい企画書は図解で書く

企画書もプレゼンテーションと一緒です。
相手の理解をより深いものにするために存在します。

それなのに、長い文章が書いてあるだけでは、何が言いたいのかわからないし、読んでいる時間で説明がどんどん進んでいってします…

そんなことを避けるために図解が存在します。
図を使うことで難しく複雑なことも視覚的に理解することができます。

そんな図解の方法や考え方を午後に学んでいきました

最後に

今回の10回目をもってネルコラボの研修は全部終了。
あとは自分たちが考えたビジネスプランの実証実験を各チームが行い、6月に成果報告を行います。

ここからは、「考える」→「動く」に変わっていきます。

ネルコラボの学生たちが実証実験をしてお邪魔させていただくのは
4月29日 わさまち
5月12日 ネスト祭り
に出店のお手伝いをさせていただいたり、自分たちのブースを設けて販売を通じて実験を行っていきます。

6月まで走り抜けろ4期生たち!!

 

スマイルフォト

山酒の彩宴のお手伝いに行ってきました

ネルコラボの協賛企業の有限会社ハナキ保険企画の代表 花木勝徳さんが代表を務める
NPO法人Landschaft主催のお祭りにネルコラボの学生と参加をしてきました。

実は北広島町には蔵元もあり、またどぶろく作りも昔から盛んな地域。けれども、このような特性を地元の人は当たり前と思ってるから外部に発信しようとしない。そこで、中国地方の11の蔵が集まり、北広島町に東広島の酒まつりのようなお酒をテーマにしたイベントが開けないかと企画した今年が初めてのイベントになります!

そんな、お祭りに学生も一緒に参加させていただき運営のお手伝いをしてきました。

会場には普段からお世話になっている福光酒造の福光さんのどぶろく「朝光」をはじめ
メイト有限会社の細山さん「呑む力」
TURUYAのキッチンカーの「どぶろくバーガー」
など、多くの方が出店していました。

今回、お手伝いさせていただいたのはお酒の販売とチケット販売
今回のお手伝いを通じてたくさんの酒造の皆様やお客様と交流を持つことができました。

お酒の販売が初めてだった学生は
かけや酒店の店主加計さんにお酒の説明を聞きながらお酒の特徴を覚え、自分たちなりの接客を心がけていました。

加計さんはさすがプロ。お客様に合わせたお酒の提案や、お酒の情報をお客様に提供する姿を目の当たりにして、自分の得意分野で働く大人のかっこよさも見せていただきました。

働くことのかっこよさをまじかで見れる貴重な体験になりました。

第9回 中間報告会【広島発インターンシップ】

2024年3月9日、第4期ネルコラボの第9回が開催されました。その模様をお届けします!

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。

必要な知識・スキルは社会の第一線で活躍する専門家・経営者から学び、学んだことをもとに学生が主体となって地域課題を解決するプランを作成します。プランは作成して終わりではなく、先輩社会人からアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直していきます。

普通の学生生活では絶対に経験できないことができる場所、それがネルコラボです。

第9回のテーマ

第9回のテーマは「中間報告」です。2月に発表したプランの草案と改善点をもとに、改良したプランと、プランを具体化するための実施計画を発表しました。

らぼえん(株式会社LbE Japan所属)

チーム「らぼえん」は、日本の小学生と海外の小学生が日本語のみを使って互いの文化を知る「CAN:TRA(カントリー)」を企画。北広島町を舞台に、食や遊びを通じてお互いの国の文化を知ることを目的としています。

第3期からのチームのため、プランの流れや目的、スライドの完成度はどのチームよりも高度なものでした。

ただ「CAN:TRA(カントリー)」の最終的なゴールが伝わらなかったため、残りの3か月で最終的なゴールを明確にします。

 

Bianero(株式会社マルブン所属)

チーム「Bianero」は、愛媛県で大人気の洋食レストランであるマルブンを、北広島町にそのまま持ち込む「ALBUONO(アルボーノ)」を企画。マルブンの料理・店内の雰囲気を北広島町の屋外で再現し、新しい食の形を提案することを目的としています。

2月の発表が「ダメダメだった」と評価するBianeroのメンバー。前回の修正点を修正しながらも、まだ課題は残ったままです。残りの3か月で課題を修正し、実現可能なプランにしていきます。

チーム「Bianero」を支援していただいている企業は株式会社マルブン。愛媛県で100年続く企業であり、県内5店舗で洋食を展開しています。また、マルブンの味がおうちでも楽しめる通販「ウチマルキッチン」も展開する、進化を続ける企業です。

株式会社マルブンのHPはこちら→https://marubun8.com/

 

NESTA(株式会社ネストロジスティクス所属)

チーム「NESTA」は、北広島町の空き家をバイク・自転車で旅行する人が泊まる施設である、ライダーハウスにする「キタヒロライダーハウス計画」を企画。空き家を古民家風に改装することで、快適なライダーハウスをつくり北広島町にライダーを集めることを目的としています。

 

ライダーハウスにする発想は面白いものの、収益化の構造が見えないところが課題となりました。残りの3か月で収益化までの構造を作り上げ、ビジネスプランを完成させていきます。

 

チーム「NESTA」を支援していただいている企業は株式会社ネストロジスティクス。広島を中心に全国20拠点を構える物流企業です。配送だけでなく、リサイクル・レンタカー・フード事業など、物流の枠にとらわれない事業を展開しています。

 

株式会社ネストロジスティクスのHPはこちら→https://nest-logi.co.jp/

 

アイアルミート(株式会社フーズアイ所属)

チーム「アイアルミート」は、謎解き・クイズなどの体験型レクリエーションを通して、新入社員と既存社員の仲を深める「DAI-JOB(ダイジョーブ)」を企画。レクリエーションとフーズアイのお肉を使い、新入社員と既存社員の良好な関係を築くことを目的としています。

企業の社員を対象としているため、一般顧客を対象とした他のチームとは異なる課題が浮き彫りとなりました。残りの3か月で課題を払拭し、企業・社員が積極的に参加するプランに仕上げます。

チーム「アイアルミート」を支援していただいている企業は株式会社フーズアイ。食肉卸を専門とする広島の企業です。運営する「カナダビーフ館」は楽天市場牛肉部門のグルメ大賞を受賞するなど、多くの顧客から愛されています。

株式会社フーズアイのHPはこちら→https://foods-i.jp/

最後に

今回も前回と同様、多くの厳しい意見を受けた学生たち。しかし、ビジネスプランを改善していくためには、立ち止まっている暇はありません。

 

最終発表会の6月まで、ネルコラボ期間中で一番忙しい時期となるでしょう。それでも前進する学生たちに期待です。

第8回ネルコラボ 草案発表会 【広島発インターンシップ】

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。

必要な知識・スキルは社会の第一線で活躍する専門家・経営者から学び、学んだことをもとに学生が主体となって地域課題を解決するプランを作成します。プランは作成して終わりではなく、先輩社会人からアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直していきます。

普通の学生生活では絶対に経験できないことができる場所、それがネルコラボです。

 

第8回のテーマ

第8回のテーマは「初めてのプレゼン発表」です。大人の前で学生が考えたビジネスプランを発表し、ブラッシュアップします。

発表前最後のミーティング

発表前に各チームの学生はメンター(2~3名の大人)と共にビジネスプラン・発表スライドの最終確認をしました。

プレゼンテーションの制限時間はわずか10分。
その中でチームのプランをいかにわかりやすく、魅力的に伝えられるか考えました。

いざ、発表!

今期のネルコラボは
「北広島町」×「参画企業が持っている資源」
を使って、ビジネスプランを作成しました。

今期は4つのチームが面白いビジネスプランを作成しました。

  • アイアルミート(フーズアイ):謎解きを行い、先輩社員と後輩社員の中を深めるプラン
  • Bianero(MARUBUN):新しいデートスポットをつくるプラン
  • NESTA(NEST):北広島町をライダーの聖地にするプラン
  • らぼえん(LbE Japan):日本語のみで国際交流するプラン

また、ビジネスプランを発表するだけでなく、大人たちからフィードバックをもらいます。今回、フィードバックをいただいたのは、各チームのメンターと株式会社カンドウコーポレーション エグゼクティブビジネスデザイナー兼CEOの福原勘二氏です。

言葉に詰まりながらも、学生たちは最後まで発表しました。

発表後はメンターや福原さんから手厳しい質問が飛び交いました。ビジネスプランを作成したといっても、問題はまだまだ山積みです。

 

即、ブラッシュアップ

フィードバックを受けたあとは、メンターと共にプランの再構築を行いました。

課題は山積みですが、3〜5月にはビジネスプランに説得力を持たせるための検証活動、6月には最終報告会と、時間は多く残されていません。

フィードバックをどこまで改善できるのか。最終発表会に参加する社長たちを納得させられるビジネスプランを作成できるのか。6月が楽しみです。

 

最後に

2023年7月から始まった第4期ネルコラボも残すところあと約3か月となりました。ビジネスプランを作成するための基本を身に着けた学生たちは、これから仮説と検証を繰り返すフェーズに入ります。

仮説と検証を繰り返し、実践感覚を身に着けた学生は最終的にどのようなビジネスプランを作成するのか。1年間でどれだけ成長したのか。最後まで学生たちから目が離せません。

第6回ネルコラボ チームビルディング

第6回のハイライトは、ファシリテーションとチームビルディング。

チームの共通点を探せ!オンリーワンゲーム!

アイスブレイクとして、まずはオンリーワンゲームを行いました。

オンリーワンゲームとは他のチームにはない、自分たちのチームにしかない共通点を探し出していくゲームです。「私たちのチームはお茶より水派!」「僕たちのチームは給食のくわいが苦手だ!」といったユニークな共通点が沢山出てきました。

 

新しい発見が生まれる”場”をつくるのがファシリテーター

チーム活動が始まり、早1ヶ月。楽しく活動していこう!と意気込みますが、必ずといっていいほど、今ぶつかってしまう壁が「会議」の時間です。「どんどん時間が長くなって寝る時間が削られる…」「進め方が分からない…」といった悩みを講義で解決していきます。

 

ファシリテーターをするときに頭に入れておくべき言葉は、「平等な場をつくる」ということ。人は、ポンポンとすぐに意見が出る「クリエイティブ型」と、じっくり考えて意見を出す「ロジカル型」に分けられます。平等に意見を出せる場にするためにも、

「考える」→「書く」→「発表」→「議論」を徹底していくことが大事だと学びます。

 

他にも、会議当日までに、議題や議論の方法を決めておく、次の議題を決めて終えるなどの準備や、会議中に困った言動や行動の対処の仕方を知りました。

 

ファシリテーターの仕方を習った後は、実践編!といきたい所ですが、良いファシリテーションを見てみたい!見本を知りたい!ということで、各チームの社会人メンターがお手本を見せていきます。学生たちは、メンターの手本をものにして、これからの会議で活かしていきます。

 

【特別講義】チームビルディングとメンバーシップ

第1回目ネルコラボで目的の持ち方について取り上げていただいた

株式会社CUA代表取締役 生き方ソムリエ 盛矢澄香氏にご登壇いただきました。

 

第1回では、ネルコラボを通じてどうなりたいのかを定めました。

今日は、現状をふりかえり自己評価していきます。学生もメンターも、定めた目標に対し、何点か判断します。その後、あと20点上げるにはどうしたらよいかまでを考え、次に活かしていきます。

 

他にも、チームワークや、コミュニケーションの活性化をはかるゲームをして、強い”チーム”になるための極意を学びます。

順風満帆とは行かないのがチーム活動。これから数か月に渡り、一緒にプランを練っていきます。何かに立ち止まったり、衝突したりしたときは、今日の講義を思い出して、前に進んでいくことでしょう!

 

最後に

最後に、盛矢先生から学生たちに向けてこのような言葉が送られました。

「私がいつも思えるようになったことは、みんなは良くなる力を持っているということです。これから、いっぱいぶつかりながら話し合いながら真剣にがんばって!最後の発表も楽しみにしています!いっぱいいろいろあるから。それを乗り越えていく!脱落することなく最後までみんなで走れたらよいなと思います!!!」

学生、社会人メンター、講師陣一丸となって熱くなることができる場がネルコラボです。

第5回ネルコラボ チーム結成活動スタート

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。

必要な知識・スキルは社会の第一線で活躍する専門家・経営者から学び、学んだことをもとに学生が主体となって地域課題を解決するプランを作成します。プランは作成して終わりではなく、先輩社会人からアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直していきます。

普通の学生生活では絶対に経験できないことができる場所、それがネルコラボです。

第5回のハイライトは、初めてのチーム活動とマーケティングを学ぶこと。

ドキドキのチーム発表

前回までの講義では、全員で色んなものを見たり、学んだりしてきましたが、この第5回目チーム発表の直前は、まるでクラス替えかのような空気感。発表されたあとの学生たちは、「一緒にがんばろ~」「よろしくね!」と、前向きな言葉が飛び交っており、輝きに満ちた表情でした。

その後は、学生と共に、プランを練っていく「社会人メンター」の紹介、これからチーム活動を行う上で、守らなければいけないルール等の共有も行い、チーム活動の基盤は、整いました。

プラン作成に必要な知識を学ぶ

チーム発表の後は、プラン作成における知識を学んでいきます。

まず、始めに学んだ事は、「アイデア発想」。

そのなかでも、SWOT分析(自社の外部環境と内部環境をStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの要素で要因分析していくフレームワーク)を学びながら、「学生が所属したチームをSWOT分析で細分化」していきます。

これは、ネルコラボの活動においての強みや弱みをチームで認識していくためです。

初めてのチーム活動は、ぎこちない雰囲気が出ていましたが、徐々に、「大学で会計学学んでいるので、お金関係は得意です」「朝は弱いので、夜の会議が助かります」「仲良くなるためにホルモン食べに行きましょう!」と、分析していた学生たちでした。

マーケティングの極意とは

午後も、引き続きマーケティングについて学んでいきます。

講義は、

株式会社カンドウコーポレーション
エグゼクティブビジネスデザイナー兼CEO
福原 勘二 氏

にご担当していただきました。

始めに知ったことは、発想力の高い人、企画力の高い人は面白いことばかりやっているというイメージがあるけれど、実は何でも「面白がっている人」ということです。

この時点で、マーケティングに苦手意識を持っている学生も「面白そう!」という気持ちで講義を受ける準備が整いました。

講義の中で、一番大切にしていくことが、「嬉しい?」という言葉です。マーケティングにおいて「それって嬉しい?・誰が嬉しい?・どう嬉しい?」を考えることが重要と知り、学生たちは必死にメモをとっていました。

最後に、福原氏は「ん?と何かを疑問に思う考え方、面白がるという考え方を教えることが出来て良かった。面白がるということが出来たら人生楽しいですよ。無茶苦茶楽しいです。」という言葉を受け、また一つ新しい考え方を身につけた学生たちでした。

 

最後に

これから本格的にチーム活動が始まっていきます。
プラン作成で学んだことを活かしていき、成長していく学生たちに期待です。

第4期ネルコラボ第4回はアイデア発想

 

10月7日、第4期ネルコラボの第4回が開催されました。その模様をお届けします!

ネルコラボとは?

ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。

必要な知識・スキルは社会の第一線で活躍する専門家・経営者から学び、学んだことをもとに学生が主体となって地域課題を解決するプランを作成します。プランは作成して終わりではなく、先輩社会人からアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直していきます。

普通の学生生活では絶対に経験できないことができる場所、それがネルコラボです。

第4回のテーマ

第4回のテーマは参画企業紹介とアイデア発想です。ビジネスプランを作成するための発想方法を学びました。

企業紹介

第4期では3つの企業に参画いただきました。
学生たちはこれから、この3つの企業のリソースを使いながら北広島町の地域課題の解決に取り組んでいきます。

本日は、こちらの3企業の代表にお越しいただき、学生に企業説明をしていただきました。

企業1「株式会社フーズアイ」

1社目は株式会社フーズアイです。フーズアイさんのコンセプトは「お肉で世の中を面白く!」
本日は、青山雅則社長にご登壇いただきました。青山社長は、広島・全国のテレビに出演した経験もあり、まさに企業のコンセプトを実施されている社長さんでした。

株式会社フーズアイは、食肉卸企業にもかかわらず、工場・トラックを持たない「ファブレス企業」という企業形態を持っています。似たビジネスモデルを展開している企業として上がったのがApple。そんな話の導入から学生たちは興味津々です。

企業紹介以外にも、青山社長の新入社員時代から独立までお話いただきました。主力サイトの1つである「カナダビーフ館」の変遷、青山社長がアメリカでBBQの修行をした話では、その過酷さから学生は驚きの声をあげていました。

そんな株式会社フーズアイからのミッションは「お肉×キャンプ場で食を通じた新しいアクティビティを提案せよ!」です。訪れた人が大満足するようなアクティビティのプランを期待しています!

株式会社フーズアイのHPはこちら
https://foods-i.jp/

企業2「株式会社マルブン」

2社目は株式会社マルブンです。マルブンは愛媛県で洋食レストランを経営する100年続く会社です。愛媛県に全部で5店舗、ピザを中心とした店舗を3店舗、海鮮丼を主力とした店舗を1店舗、そのほか通販サイトを経営している企業です。

2016年には、外食企業で初めて「日本でいちばん大切にしたい会社」の大賞を受賞したり、内閣府主催のクラウド実践 中四国大会にて最優秀賞を受賞したりと、一般的にイメージする飲食店とは少し違い、最先端なものを導入しながら食べることに対して価値を生み出す飲食店ということで、学生のイメージを超えるお話の数々に学生は驚きが隠せません。

株式会社マルブンからは、眞鍋一成社長にご登壇いただきました。眞鍋社長はマルブンの5代目経営者です。

株式会社マルブンの経営理念から取り組みまでお話しいただきました。地元の大学とのコラボ商品開発や、ご当地グルメの総選挙に出店など、精力的に活動しています。

そんなマルブンからのミッションは「マルブン×体験で新しいキタヒロの味わいを提案せよ!」です。北広島町でマルブンの商品が愛されるような売り方のプランを期待しています!

株式会社マルブンのHPはこちら
https://marubun8.com/

企業3「株式会社ネストロジスティクス」

3社目は株式会社ネストロジスティクスです。ネストロジスティクスは広島を中心に、全国21の営業所・出張所を展開している物流企業です。

家具の配送に関しては、50年以上の実績と経験のある老舗の物流企業。
ただ、最近では、ものを運ぶだけではなく、核家族化が進む中で、「ちょっときて」と言いづらくなった現代において、生活の身の回りのことを手助けするライフサポート事業をこれから精力的に取り組んでいくということでした。

株式会社ネストロジスティクスからは松岡賢一郎社長と堀松雅博様にご登壇いただきました。お二方からは企業理念や取り組みなどお話いただきました。ロジスティクス事業はもちろん、交通安全教室や花火大会も企画するなど、幅広く活躍されています。

そんなネストロジスティクスからのミッションは「ライフサポート×若者暮らしで若者に寄り添う新しい生活を提案せよ!」です。北広島町の古民家を使った新しい生活を支えるプランを期待しています!

株式会社ネストロジスティクスのHPはこちら
https://nest-logi.co.jp/

【特別講義】アイデア発想~アイデアはセンス~

午後からは、ネルコラボの研修恒例の特別講義です。第4回の講師は有限会社S-produceの下宮勇生氏です。下宮氏は学生時代からさまざまなモノ・コトのプロデュースに携わり、「楽しい」を作り出すために色々なアイデアを生み出し続けています。

そんな下宮氏に教わる今回のテーマは、「アイデアを考える方法」です。

アイデアは細分化→構成で考える

下宮氏からいきなり問われた言葉
「アイデアはセンスではなく、努力です。」

これまで、アイデアマンは才能がある人だと思っていた学生たちにとって、この発言は驚き。

下宮氏曰く、アイデアを生み出すためには、方法と枠組みを覚えないといけないということでした。

アイデアの元を見つける方法は「自分の周辺で起きていること」「好きなこと」「マンガ的発想をすること」の3つだと学びました。特に、デジタルだったものをアナログにしたり、難しいことを簡単にするなど、オズボーンのチェックリストを使い、逆転の発想で考えると、面白いアイデアが浮かびます。

その3つで思い浮かんだアイデアを今度は、単語レベルに細分化し、単語ごとに連想される言葉を思いつくままに書き出します。

例えば、「子供が楽しいおもちゃを考える。」だと
まず、単語レベル「子供」「楽しい」「おもちゃ」に分解します。
そのあとはそれぞれの単語から連想する言葉を書き出します。「子供」から連想する言葉だと「小学生」「純粋」「ヒーロー大好き」などなど。
最後に、これらの連想ワードを他の言葉から生まれた連想ワードと組み合わせて、新しいアイデアにならないかを探っていきます。

実際に学生はワークショップとして、「シルバー」という単語から連想される言葉を1分間で書き出すワークをしました。やってみると意外と連想する単語って見つからないものですね。

この時にも、「水平思考」と「垂直思考」の考え方を学び、関連ワードを増やすための知識も学んでいきました。

※水平思考:たくさんのカテゴリーから浅く広く考えること
 垂直思考:1つのカテゴリーを深堀りすること

 

後半のワークも白熱

後半に実施されたワークでは「北広島町」という単語を細分化・構成しました。途中グループを変えながら、学生と大人の混合グループは以下の手順に沿ってワークしました。

  1. 「北広島町」について知っていること・合宿(第3回)で発見したことを付箋に書き出す
  2. エピソードを交えながら付箋を模造紙に貼る
  3. 付箋を種類・カテゴリーごとに整理する
  4. グループを変えて、模造紙の内容を共有する
  5. 出したアイデアを共有し、メモする(否定はしない!)

各手順20分という制限があったのですが、各グループの模造紙には収まりきらないほどのメモが。グループで話し合う機会でも学生が率先して話を回していました。第1回から比較するとかなり成長しています。

最終的には、美容と自然を活用したアイデアや古民家を再生するアイデア、子供向けのアイデアなど、さまざまなアイデアが誕生しました。

学生の感想「アイデア発想は細分化が大切だと学んだ。最初に細分化をしたとき数個しか思いつかなかったが、考えに詰まったときは水平思考と垂直思考を変えて考えると細分化が進むと知ったので、今後は意識して考えたい。」

 

最後に

北広島町の情報をもとに、アイデア発想術を学んだ学生たち。社会で使う力は確実についています。

回の最後には、配属チームの希望アンケートが配られました。来月はどのチームに所属するか発表されます。今まで学んだこと、これから学ぶことを生かして、チームでも大活躍することを期待しています!