ネルコラボ参加者成果報告〜久保谷祐太編〜

久保谷裕太 広島大学情報科学部 4年

ネルコラボで学んだこと

ネルコラボで学んだことは主に二つあり、「視点の持ち方」と「表現力」です。まず視点の持ち方についてですが、これまでは一つの物事に対し、何か意見を出す際には、なんとなく自分の主観で思ったことを話すようにしていました。そして、なぜそうしたのか、誰が嬉しいのかを考えた時に即座に答えることができず、考えの甘さや視野の狭さを感じました。毎回講師の方の話やメンターのアドバイスを聞き、現実はもっとシビアであると思いました。

二つ目の表現力についてですが、私は人前で話すことや、自分の思いを伝える時に、頭の中で何を伝えたいかイメージできていても、いざ話すとなると、思った通りに伝えることができないということがありました。そこで半年間のネルコラボの活動中は「表現力」にフォーカスし、自分自身の抱える課題を改善しようと取り組みました。そしてメンバーをよく観察すると、学生個々が意見をしっかり持っているだけでなく、人前で話し慣れていたり、順序立てて物事を話している姿がありました。それを見て率直に、私も負けていられないと思いました。

ネルコラボ活動中に、就職活動を行っていましたが、面接では「視点の持ち方」と「表現力」双方を活かすことができました。

 

私の目標

上司や同期から頼られる人になりたいというのが次の目標です。仕事面では、新しい仕事や案件を任せてもらえる人に。プライベートでは、仕事で抱えている問題を何気なく相談してもらえる立場の人になりたいです。それは、周りからの信頼が得られると思うからです。そのために、与えられた仕事は何気なくこなすのではなく、自分の意見を明確に付け加え、プラスαの形で相手に返せるようにしたいです。そして、全てのことにおいて何気なくやるのではなく、一つ一つの発言や行動に明確な意図を持って、目的を意識しながら過ごしたいです。私は人と話すことが好きな性格ですが、社会に出てからも自分から積極的にコミュニケーションを図り、上司・部下の関係であっても徐々に距離を縮めて良い関係を築いていきたいと思います。

 

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第1期参加者 妻鳥ほのかさんにインタビュー

今回ネルコラボの体験を教えてくれるのは、ネルコラボ第1期生のほのちゃんです!

大学1年生の時からネルコラボに参加し、色々困難にぶつかりながらも最後まで精一杯活動をしてくれました。今回は、そんな頑張り屋のほのちゃんのネルコラボ体験記を聞いていきたいと思います。

ネルコラボに参加しようと思ったきっかけは?

いわゆるガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を作っておきたかったからです。

ネルコラボに入るまでに、議員インターンや学生団体での活動はやっていました。
ただ、ガクチカを語れる要素は出来たけど、自分自身の力がついている気がしてなかったんです。学生時代の時間は貴重だと思っていたので、自己満足で終わらない大切な時間にしていきたいって思っていました。そんな時に出会ったのがネルコラボでした。

あとは、話を聞いてみて何となく楽しそうだったっていう不純な理由ですかね。
ほんとに何も考えてなくて、最初は興味本位で参加しました。

ネルコラボに参加してみて何が良かった?

本当に良かったです。ネルコラボは、社会人や先輩から学べることがものすごく多いです。

普通の学生生活では学ぶことのできない“資料作成の方法”や“話し方”など、社会に出てから必須となるスキルを最前線のプロから学べるというところは本当に良かったと思います。
コミュニケーションツールやオンラインでの会議議事録を残すためのツールなど、普段何気なく使っているツールも使えているようで意外と使えていないことに気が付きました。

他にも、地元企業の魅力にいち早く気づけたことは大きかったです。
都会に行かないと出来ない仕事だと思っていたことも案外広島でもできるんだということを知れました。地元企業のことをあまり考えられて無かったんですけど、今では、地元で働く選択肢も意識するようになりました。

あと、学生って意外と職種の名前は知っていても、その人たちが本当はどんなことするのかを知らないと思います。でもネルコラボでは、社会人の方がサポートしてくれるメンターという制度があるので、社会人の人と仲良くなることができるんです。その社会人の人から、実際の業務のことを色々と聞くことができたので、どんな働き方をしているのかを具体的に知ることができました。

社会人メンターさんがいることって活動においてはどうだった?

社会人メンターさんがいてくれて本当に良かったです。各チームに、必ず学生をサポートしてくれる社会人の方がメンターさんとしてついてくれることで、学生だけでは辿り着けないところまで活動ができたと思います。社会人メンターさんの職業によって得意な分野は異なるので、それぞれのメンターさんの強みを生かしたチームになっていきますよね。

私たちのメンターさんは、とにかく認めてくれるんです。多分、社会人の方から見たらなんとでもない資料だったりするんですけど、出来たもののレベルに関わらず、自分のやった努力を認めてくれて、その上で、「もっとこうしたら良くなるよ」って的確なアドバイスをくれるので一緒に活動をしていて本当に勉強になりました。

関わり方も、最初は見守り役だったんですけど、あまり学生の力だけでは進まないので、方針を変えて積極的に関わるように関わり方を変えてくれました。チームを見渡して的確なサポートをしてくれる社会人メンターさんは本当に偉大ですね。

ネルコラボ前は、社会人って怖いっていうイメージだったんですけど、今では怖いイメージは全くなくなりました。社会人と関わることでこんなに得ることがあるんだって思えました。

ネルコラボ第1期で得たものって何?

人間関係が広がったことですね。普段関われない社会人さんはもちろん、違う大学の友達ができたり、自分とは考え方が全く違う人と出会えます。

先輩と組むことで、能力の高さにびっくりしながらも学ぶことは本当に多くて、資料作成をみて盗んだり、パワフルに引っ張っていく頼もしさを感じたり。同級生には、負けたくないなって思えたり、お互いに意識しながら頑張ることで高め合うことができる環境だったと思います。

ネルコラボを超えて、プライベートでも一緒に遊んだりしてます。
結局、恋バナかネルコラボの話ばっかりになるんですけどね笑

来年の活動に向けて

来年の活動では、その人の個性を潰さない、発言がしやすい環境をつくることを目標に頑張っていきたいと思います。一人一人得手不得手は違うことをこの1年間で学びました。なので、来年のネルコラボでは、得意分野をしっかりと見極められるような存在になりたいです。

社会人メンターさんみたいな、人の意見をしっかりと聞き取れる人になることを目標に引き続き頑張っていきます。

 

次回は、妻鳥ほのかさんにネルコラボに向いている人ってどんな人なのかを聞いていきたいと思います!!

第1期妻鳥ほのかに聞く!ネルコラボってどんな人に向いてるの?

前回に引き続き今回はネルコラボ参加者の妻鳥ほのかさんにお話を伺っていこうと思います。

ネルコラボってどんな人に向いてると思う?

何かしたいけど、どうすればいいか分からない!という人に向いていると思います。

私自体、学生時代に何かしらやりたくて色々やってみたんですけど、参加するのにお金はとるけど、当たり障りのないアドバイスしかもらえなかったり、学生からマニュアル通りのアドバイスしかもらえなかったり、あんまり成長してるなって感じることができずにいました。

その点ネルコラボは、講師の方や社会人メンターさんもガチで来るから本気でぶつかっていくたびに成長を実感することができました。

本当の意味でのガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の場所になると思います。やる気とかは入ってからついてくることなので、とりあえず一歩踏み出して参加してみてほしい。

ただ、いかにスイッチを自分で入れられるかがネルコラボをやる上での勝負になると思います。

こんな人はおすすめしないかも、、

時間の管理ができない人は、しんどいと思います。忙しい時期はバイトや学業、ほかの予定とも調整しながら進めないといけないので、忙しいを理由にネルコラボに時間を割けない人はチームのメンバーにも迷惑がかかるのであまりおすすめは出来ないと思います。忙しいときはほんとに忙しい!!学生だから忙しいのは、分かるけど時間を上手く作れるような努力とかは必要になるかなと思います。みんな忙しい中でやるので、いかにうまく時間を使うかが勝負になると思います。

あとは、ほうれんそうをしっかりしてほしいです。チームで行動することが多いので、そのことをしっかりと意識はしてほしいですね。みんなでいいものを作りたいから、時間内に出すだけのやっつけ仕事にならないようにしてほしいと思います。せっかく、たまたま集まったメンバーでやるならちゃんとしていきたいです!

挫折したことは?

挫折しそうなことは本当にたくさんありましたw

自分と周りを比較してほかの子のほうが自分よりできているのではないかと劣等感を感じ、悩んだ時期がありました。周りの人ならすぐにできるようなことでも、自分は時間がかかり過ぎて足を引っ張っているように感じたり、周りの同級生は、自らが率先して動いているのに、自分は先輩に与えられた仕事をこなすので精一杯になったり、不安でどうしようかと本気で悩みました。

それを解決するために、ひたすらもがきましたねw
段々と、これだけやってもダメならしょうがないと割り切れるようになりました。そのもがく中でできるようになったこともたくさんありました。

あとは、とにかく人に相談しました。先輩、同級生、メンターさんに相談してたら、こうしたらどう?それはまだ出来なくてもしょうがないよって言ってもらえるので、人からのアドバイスをとても大切にしました。

他にも、チームの会議でも意見が出せずに「空気」になってしまうことが悩みでした。最初は話している内容も理解できなかったし、自分の意見も出せなくて、いるだけの存在になってるなって感じてしまってました。

ただ、意見が出せない原因としては、喋るのが苦手だし先輩が多かったというのがあった。だからこそ、まずは、人間関係の構築をしていくことを意識しました。この人たちならどんな意見でも受け止めてくれると安心できる環境を作ることが本当に大切だと後から振り返ると思います。

参加を考えている学生に向けてのメッセージ

迷ってるなら参加してみてほしい。後悔はしない。

私は今までは、受け身でいることが多かったけど、ネルコラボでは、ここは自分が動くしかなくて、動かないといけないから動くようになり、今では自然と動けるようになっていきました。そしてたくさんの成長を感じました。

技術面で言うと、資料作り、パンフレットのデザインを通してわかりやすく伝える資料作りは前に比べて断然うまくなりました。大学の授業でのプレゼンの時に、他の学生のものと見比べて、見やすさやわかりやすさ、伝えることに関しては、他の大学生と比べても負けないと思っています。

人としても、大きく成長できたと思っています。会議では、人の意見を最後まで聞くようになりました。今までは、自分がこうどと思ったら変えないっていう頑固なタイプだったけど、受け入れるようになってからは、違う人の意見を尊重できるようになって、自分と違うタイプの人間がいるってことがいることをきちんと理解できるようになりました。

だからこそ、人によって、関わり方を方を変える事ができるようになっていきました。人にお願いするときも、以前ならお願いしたんだからやってきてくれるだろう、で行動するところから、この人はよく提出遅れるから事前に声かけしてあげたほうがいいなといったように個人にあった付き合い方ができるようになったと思います。

本当にしんどい時期もあるし、辞めたくなったこともあるけど、最後までやり遂げて本当に良かったと思います。たくさん成長することができるネルコラボ。迷っているならぜひ参加してみてほしいと思います!!

ネルコラボ参加者成果報告〜木ノ内桜子編〜

木ノ内桜子 広島大学総合科学部 4年

My コンピテンシーの設定

私はネルコラボで、アウトプットするという項目をオリジナルコンピテンシーとして設定しました。学生時代、アウトプットする場所といえば、テストや入試などの限られた場所で、そこで成果を出せば評価されていました。しかし、大学を卒業し社会に出てからは、そういうわけにはいかないと思いました。これまでの私はアウトプットする習慣がなかったので、ネルコラボの活動中はあまり自分から発信することができなかったり、発信したとしても対象が限定的であったりと、残念な結果で終わってしまいました。

 

成長したと感じるところ

計画通りに進まなくても、冷静に問題点と向き合えるようになりました。私たちは作成したブランが様々な理由により、何度も白紙に戻りました。この経験から、変化に対して躊躇することなく、柔軟に動けるようになりました。

 

できるようになったこと

話し方と伝え方の工夫です。例えば、緊張していてもゆっくり話すことを意識し、間の取り方を工夫できるようになりました。また、異なる立場から物事を見つめる姿勢を持つこともできるようになりました。例えば、プランを考える時は、プランを実行した時のことを考えながら作れるようになりました。ターゲットとしている人が嬉しいと思えるか、楽しいと思えるかを意識しながら作成できるようになりました。今後は日常生活においても、相手の立場に立って物事を考えられるよう意識していきたいです。

 

次への目標について

今回はオリジナルコンピテンシーの評価が、残念な結果に終わってしまったので、「アウトプットの量を増やし質をあげること」を、もう一度目標として立てることにしました。

目標を達成するために、練りに練ってアウトプットするのではなく、思いついたことは次々とアウトプットしていくようにします。そしてこれまでは話すアウトプットばかりでしたが、今後は書くアウトプットも取り入れます。また、アウトプットを前提としたインプットをしていくようにもします。人の話を聞く時は、ただ聞くだけではなく、自分が説明する時には、どのキーワードを使ったらわかりやすいか、どの表現を使えば相手に聞いてもらえるかといったことを意識したいと思います。

ネルコラボ参加者成果報告〜伊藤壮史編〜

伊藤壮史 広島大学工学部第一類 1年

ネルコラボの活動を通じて最も自分が成長したこと

私がこの活動を通じて、最も成長したと感じることは「逆境に立ち向かっていく力」です。私たちチーム「マール」は自信のあるプランを作成したつもりでしたが、企業の方々、メンターの方々にご意見をいただき、何度も白紙に戻りました。私たちが学生であることや時間的都合、金銭的都合などの理由でしたが、これらを打破する新たなアイディアが生まれず、白紙に戻る度にプラン作りに苦戦しました。

ネルコラボに参加する前の私であれば、このような状況に直面した時、面倒になったり、嫌になり、投げ出すことが多くありました。しかし今回の8ヶ月間の活動では、メンター、グループのメンバーと支え合い、乗り越えることができました。これは私の中で大きな成長といえます。

 

活動を通じて、自身の今後の課題

ネルコラボの活動を通じて、物事に対して真摯に、誠意をもって取り組むことの大切さを感じました。誠意の無さは、話し方や表情だけでなく、活動や仕事に対する取り組み全てに現れてしまうと思いました。私はこれまで、積極的に会議に参加していても、自分の意見をはっきりと述べることはあまりありませんでした。そして、今回の活動中、リーダーに任せっきりになることが多々ありました。

社会の中で、イエスマンはあまり重要視されず、軽く見られる傾向にあります。これは、誠意の無さから、相手に「やる気がないのでは?」と捉えられ、徐々に信用度が下がっていくからだと思います。したがって、今後新しいことに挑戦する時は、何が自分に足りないかを考え、吸収できるものは全て吸収する気持ち、常に成長するという気持ちを大切にしていきたいと思っています。

ネルコラボ参加者成果報告〜吉田優成編〜

吉田優成 広島大学経済学部1年

こちらの記事は、6月に開催されたネルコラボ成果報告会での個人発表を文字に起こしたものになります。自分の成長した点や未だに残る課題について発表しました。

※コンピテンシーとは、ネルコラボで使用している主体性を伸ばすために必要となる8つの視点を、自己評価で判断し自分の活動の取り組みの推移を図るもの。8つの視点のうち、8つ目には、なりたい自分になるためにオリジナルで伸ばしたい力を設定。

成長した点

コンピテンシー内における繋がる力が成長しました。ネルコラボに参加した当初は、メンバーに馴染めず、自分の言いたいことが言えず、人の意見を聞くことができず、とにかく自分の思いが伝わらないことが多々ありました。考えたプランの実証実験をやるにあたって、北広島町の農家さんとアポイントメントを取る時のやりとりや、グループワーク、フィールドワークなどの経験から、徐々に自分の主張を述べたり、人の意見を聞くことができるようになっていきました。最初は、できないことが多くありましたが、人に支えてもらいながら徐々に成長していきました。

 

課題点

私はネルコラボの活動に積極的に取り組むことがあまりできず、他のメンバーに助けてもらう場面が多くありました。私の積極性のなさは、結果仕事を他のメンバーに押し付ける形になってしまうことが多くあり、反省しています。これからは自発的に考え、自分の力で動けるようになりたいです。

 

目標

今年度中に、仕事で1年間カナダに行きます。カナダでは今まで以上に関わったことのない人や日本人以外との関わりが増えるので、ネルコラボで成長した力を使って活躍していきたいです。そして、自分の言葉で自分の思いを相手に伝えられるようになりたいです。

ネルコラボの活動中は何度も辞めたいと思った時期もありました。ネルコラボに参加する前の私は、人前に立つと緊張して何も言えないタイプでした。しかし今は、人前で自分の意見を話せるまでに成長できたと思っています。このような機会を提供してくださったネルコラボの運営者の方々、関係者の方々には本当に感謝しています。