第7期ネルコラボが始動!強いチームづくりと企業テーマの深掘りに挑戦

2026年10月10日(土)、コワーキングスペースAxEL,で第7期ネルコラボの初回活動を行いました。今年の広島組は、24名の学生が3チームに分かれて活動します。

初回のテーマは、午前が「強いチームのつくり方」、午後が「企業と課題テーマを知ること」。これから約半年間、企業や地域と向き合いながら取り組む学生たちにとって、仲間と活動を始め、課題に向き合うための土台をつくる一日となりました。

午前は「強いチームのつくり方」からスタート

最初に行ったのは、有限会社S-Produce.代表の下宮による「SPトランプ」を使った自己紹介です。学生たちは、自分の性格に合うと思うカードを10枚選び、そのカードを使って自己紹介をしました。初対面の相手に名前や所属だけを伝えるのではなく、自分の性格や考え方について話すことで、互いを知るきっかけが生まれました。

SPトランプでは、自分の性格の傾向を、たとえば発散的か受動的か、感情型か論理的かといった観点から見つめることができます。自分がどんな場面で力を発揮しやすいのか、これまでどのような考え方をしてきたのかを知る手がかりになります。

ここで大切なのは、カードの結果を見て「自分はこういう人だ」と決めつけないことです。状況や相手に合わせて、いつもとは違う自分に切り替えることもできます。自分の傾向を知ることは、可能性を狭めるためではなく、場面に応じてよりよく動くためのヒントになります。

目隠しのワークから考えた、リーダーとフォロワーの役割

午前の講師は、第1期からネルコラボを支えてくださっている盛矢澄香氏です。チームワークや心理学を手がかりに、メンバー同士が力を発揮するために大切なことを考えました。

盛矢氏の進行で目隠しを使ったワークに取り組みました。視界が限られた状態で活動するなかで、学生たちは不安や戸惑いを感じたり、リーダーの声かけに安心感を覚えたりしました。

ワークの後は、体験を振り返りながら意見を交わしました。リーダーにはどのような行動が求められるのか。フォロワーは指示を待つだけでよいのか。自分たちが感じた不快感や不安をなくすには、どんな声かけや共有が必要だったのか。実際に体験したからこそ出てくる問いを、学生同士で話し合いました。

振り返りでは、「リーダーだけでなく、フォロワーにもリーダーシップが必要だ」という気づきがありました。周囲の状況を見て自分から動くことや、相手に安心してもらえるように反応を返すことは、役職に関係なく誰にでもできるチームへの貢献です。また、明るい声かけや相槌、返事があることで、相手は自分の行動が伝わっていると感じ、安心して次の動きに移れます。

意見を出し合う「健全な衝突」もチームの力に

学生の振り返りでは、「健全な衝突」についての感想も多く寄せられました。仲の良い相手とは話しやすい一方で、関係を壊したくないと思うと、意見の違いや気になることを伝えにくくなる場合があります。これまで衝突を避けがちだった学生からは、意見を出し合うことを前向きに捉えられたという声がありました。

相手の人格を否定するのではなく、考えや行動について話し合うこと。自分の意見を伝えるだけでなく、相手の考えを聞き、認識が合っているかを確かめること。そうした対話を重ねることで、チームは少しずつ互いを理解し、より良い答えを探していけます。

ほかにも、目標やビジョンを共有すること、作業時間を決めてタイマーを使うこと、進捗を報告することの大切さが挙がりました。意見を出すことに加え、相槌や感謝を伝えること、分からないことをそのままにせず確認することも、円滑なコミュニケーションにつながります。学生たちは、これからの活動で自分の考えを伝えることや、自分にできることを考えて主体的に動くことを意識したいと話していました。

午後は3社のプレゼンを聞き、チームごとにテーマを深掘り

午後は、三工電機株式会社、株式会社ネストロジスティクス、有限会社S-Produce.の3社が、それぞれ15分間、全体に向けてプレゼンテーションを行いました。企業のことや、学生に取り組んでほしい課題テーマについて話を聞いた後、チームごとに分かれてテーマを深掘りしました。

学生たちは、企業についてもテーマについても、まだほとんど知らない状態からのスタートです。企業の事業や大切にしていることを知る必要がある一方で、テーマの背景や解決したい課題についても理解しなければなりません。使える時間が限られるなか、学生たちは聞いた内容を手がかりに情報を集め、社長たちに質問を投げかけました。

質問のなかでは、事業の説明にとどまらず、社長が何を大切にしているのか、どんな思いで会社やテーマに向き合っているのかを尋ねるものが多く見られました。どのチームも積極的に質問し、社長からもビジョンやテーマに込めた思いを直接聞くことができました。

学生の感想からは、各企業の社長が目標に向かって取り組んできた姿勢や、「目標は同じでも、その中で大切にしたいことは人によって違う」という話が印象に残ったことが伝わってきました。共通の目標を持ちながら、一人ひとりの考え方にも目を向けること。企業の方との対話は、テーマの理解だけでなく、チームで活動するうえでの視点にもつながっています。

聞いた情報を、これから自分たちの目で確かめる

今回の活動では、学生たちがチームづくりの基礎を学び、企業の方との対話を通じて、それぞれの課題テーマや企業の思いに触れました。初めて社長と話した学生からは緊張したという感想もありましたが、こうした経験を重ねて、これから少しずつ慣れていきたいという前向きな声も聞かれました。

一方で、今回得られた情報は、まだ話を聞いて知ったことが中心です。次の段階では、実際に企業や地域へ足を運び、現場を見て、そこで働く人や関係者の話を聞きます。教えてもらったことをそのまま受け取るだけでなく、自分たちで確かめ、テーマへの理解を深めていきます。

                   

次回は、似島で55名の合宿へ

次回の活動は、10月24日・25日の似島合宿です。広島の学生に加えて、愛媛のネルコラボ生も参加し、総勢55名で活動します。

合宿では、学生同士が仲を深めること、そしてチームごとに実際に動くことを大切にします。第7期のネルコラボは、今回の初回活動を経て走り始めました。似島での出会いや行動を通じて、その一歩をさらに大きくしていきます。

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