ネルコラボを通して気づいた
「チームに頼る」という学び
参加のきっかけと最初の不安
私がネルコラボを知ったきっかけは、学校の案内で参加したワナビィで、萩さんから紹介していただいたことでした。夏のワナビィでは、これまで自分が経験してきた活動とは違い、「楽しい」と「学び」が両立している感覚がありました。チームの仲が良く、「優勝」という一つの目的に向かって協働できたこと、そして座学で学んだマーケティングの知識をスライド作成などで実践的に使うことで理解が深まったことが強く印象に残っていました。
その経験から、ネルコラボにも同じような学びを期待して参加を決めました。一方で、最初は不安も大きかったです。ワナビィでは自分と近いタイプのメンバーが多かったのに対し、ネルコラボでは自分とは異なる価値観や考え方を持つ5人が集まった印象があり、うまくコミュニケーションを取りながら活動していけるのか心配していました。

学びと成長 ― メンバーを理解する姿勢
ネルコラボを通して成長したと感じているのは、コンピテンシーでいう「なかまる」の部分です。この点を伸ばすために、私はとにかくメンバーを理解しようと意識しました。スケジュール調整や意見の違いが出たときも、怒ったり不満を持ったりするのではなく、「なぜそう考えるのか」「どんな状況なのか」を理解し、受け入れるよう努めました。
また、最初に盛矢先生から聞いた「誰か一人がリーダーになるのではなく、全員がリーダーシップを持つ」という言葉も大きな学びでした。チームメンバーが減ったことをきっかけに、「自分がしっかりしなきゃ」という意識が芽生え、活動一つひとつにより責任を持って取り組むようになったと感じています。

得意なことと不得意なこと
活動を通して、自分の得意なことと不得意なことにも気づきました。得意だと感じたのは、チームメンバーの意見を聞き、それを反映させようとすること、そして全員が参加できるよう促すことです。例えば、自分ともう一人のメンバーだけで話が進みそうになったときには一度立ち止まり、他のメンバーの意見を聞くようにしました。発言が少ないメンバーには、意識的に話す機会をつくることも心がけていました。
一方で、その役割を担おうとするあまり、「自分が頑張らなきゃ」と抱え込み、しんどくなってしまうことが不得意な点だとわかりました。12月頃、会議が増えて役割が明確になっ
た時期には、自分から多く提案する分、負担が大きくなり、「なんで自分ばかり頑張っているんだろう」と感じてしまったこともありました。しかし、その気持ちをメンバーに正直に伝えたことで状況は変わり、それ以降は無理をせず活動できるようになりました。

人との出会いと価値観の広がり
ネルコラボに参加してよかったと感じる一番の点は、さまざまな人に出会えたことです。メンターさんや、異なる視点を持つメンバーと価値観のすり合わせをしながら作業を進める中で、これまで自分の視点だけで物事を捉えていたことに気づきました。
特に印象に残っているのは、「忙しさ」に対する価値観の違いです。忙しい時期や忙しさのレベルは人それぞれで、自分の中の「当たり前」が当たり前ではないと知ったことは、大きな学びでした。その過程で、私は人の主張を受け止めるのは得意でも、自分の考えや状況を発信するのが苦手だという弱みにも気づきました。
メンターの存在と印象的な経験
社会人メンターさんは、学生だけでは「これでいい」と思ってしまう部分に対して、たくさんの視点からアドバイスをくださる存在でした。問題意識が表面的になっている点や、スライドに反映されていない情報など、聞く側の目線での指摘はとても印象的でした。さらに、アドバイスだけでなく「この後どう動けばいいか」まで示してもらえたことで、会議後の行動に迷いがなくなりました。
活動の中で最も気持ちが動いたのは、「チームに頼ること」を学んだ経験です。自分で決めて進める役回りを続ける中で負荷が大きくなり、限界まで頑張った結果、話し合いの途中で泣いてしまいました。そのとき、メンバーが話を聞いてくれたことで、初めて人に頼ることができ、それ以降は素直にお願いできるようになりました。

これからと、迷っている人へ
残りの学生生活では、「自分が心から楽しいと思えること」に全力で挑戦したいです。これまで全力で取り組んだ経験はありましたが、自分の楽しさを軸にした挑戦は少なかったと感じています。社会人になってからも、ネルコラボでの経験を生かしつつ、天狗にならず、人から学ぶ姿勢を忘れないでいたいです。
もしネルコラボへの参加を迷っているなら、短い大学生活を最大限活用できるチャンスだと思って、ぜひ挑戦してほしいです。迷うくらいなら全力で飛び込み、全力で走り切ることで、自分の強みや弱みにきっと出会えるはずです。

